【今日の出来事】
みなさん。こんにちは。
今日から3連休ですね。どのようにお過ごしですか?
我が家は、比較的のんびりと3日間過ごせそうです。
『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 先週の仕事も割合順調、そして3連休リフレッシュできそうで「よかった」
■ 来週も休み多くてうれしいな、有効に使えそうで「よかった」
【本の紹介】
(290) マネーはこう動く 藤巻健史著 光文社
![]() マネーはこう動く 価格:1,575円(税込、送料別) |
【本の構成】
はじめに
1章 マネーはもうジャブジャブだ
1 日本銀行のバランスシート
2 なぜ日銀はこんなに紙幣を増やすことができたのか
3 なぜ日銀はこれほどまでに紙幣を増やさざるをえなかったのか
2章 マネーはどこに消えたのか?
1 ベースマネーとは
2 マネーサプライとは?
3 インフレとは?
3章 経済政策には何があるか?
1 金融政策
2 財政政策
3 為替政策
4章 日本の財政はいかに悪いか
1 家計の例で、いかに財政がひどいかを実感する
2 取りうる政策
3 政府がとりうる政策ミックス
4 政府は資産インフレ政策を実行しているのか
5 なぜ財政がこんなに悪化したのか?
5章 長期金利は今後上がるか下がるか?
1 長期金利があがる=国債の値段が下がる
2 ひずみの蓄積
3 私なら何をする
6章 為替はどうなるか?
1 固定相場制は可能か?
2 為替を動かすのは何か?
3 なぜ外資はインフレに良いか?
4 為替のマーケットのウソ
5 政治的な考察
7章 不動産マーケット
1 理論値はいいかげん
2 国内要因
3 海外からの資金流入
8章 株のマーケット
1 株上昇の国内要因
2 なぜ株はインフレに良いか?
3 三角合併の増加
4 不動産価格が上昇している時、株価が急落することはあるか?
9章 いま世界経済はどうなっているのか?
1 30年ぶりの好景気
2 BRICs諸国の躍進
3 アメリカ経済の実態
4 石油マネーの躍進
5 世界経済が日本経済にどういうメカニズムで影響を与えるか?
6 マーケットにおける時間差の問題
10章 今後の日本はどうなるか?
1 10、15年の視点
2 グローバル化
3 グローバル化に伴う終身雇用制の崩壊
4 金融業の重要性
あとがき
付録「健太の質問」
という構成となっている。
【キーワード】
マネー
【くまの感想】
この本は、2007年に書かれたものである。そう、サブプライムローンの破綻等で
世界が不況に陥る前の本だ。
しかも、この2007年の時点で、世界経済の予測を立てているところが、今読むと
とってもおもしろい。もちろん、外れていることもあるだろう。しかし、お金の流れ、
金利、為替、株式の原則に立つことにより、そのリスクは軽減される。
■メモ■
日銀のバランスシートはものすごく大きい。
資産の合計、それから借金と資本金の合計ともに2006年12月末、116兆円もある。
負債サイドの銀行発行券、80兆円。日本のGDP約500兆円(2006年末時点)の
16%。日銀は国内総生産に対して16%もの紙幣を刷っている。
■メモ■
巨大な国の借金が十年間で2.5倍にも増えている。さすがに銀行に買ってもらう
というルートでだけでは国債をさばききれない。したがって、日銀が協力して
国債を買っていたのです。日銀としては、国債を買うためにお金を渡さなくては
いけない。紙幣を刷って渡していたというのが、この十数年間の実態なのです。
⇒ これは大分勉強していて知っていたことだけれど、将来不安になる。
お金は単なる紙。さらに、国債という存在で借金がどんどん増えていく
構造。今後の日本の国債の価値については要注意だ。
■メモ■
国の借金対策の方法。財政破綻しそうになった国が何をしたかというと、
徳政令で借金をチャラにするのではないけれど、実質的に借金を価値の
ないものにしてしまうということなのです。・・・略・・・財政赤字がさらに
悪化すれば、ハイパーインフレしか解決方法はなくなってしまう。
⇒ これにだけは、なってはいけない。なんとかならないものだろうか?
■メモ■
消費税上げと歳出削減と、それを相殺する意味での穏やかな資産インフレ。
この政策コンピレーションこそが、今後の日本のとり得る唯一の経済政策
だと考えています。財政赤字に政府が目を向けないで、この累積赤字が
900兆円、1000兆円にまで膨れ上がると、ハイパーインフレーションという
非常に恐ろしい世界がやって来るかもしれません。それだけはぜひとも
避けて欲しいと思います。 ⇒ 大共感です。
その他、お金の減少、グローバルで見た場合のお金の流れなどなど興味深い
ことが書いてあります。
日本のあるべき姿、政治家や官僚だけに任すのではなく、知識を増やし、
できることを考えてみるということ、必要ですね。
【くまのアクション もしくは 想い】
まだまだ勉強すべきことは沢山ある。日本の未来のために。
出会えた本に感謝。
アマゾンでの購入・チェックはこちらをクリックしてください。↓
↓ブログランキングに登録してます。クリックに感謝!
0 件のコメント:
コメントを投稿