【今日の出来事】
本日2冊目のご紹介は、仏教の言葉を教えてくれる本。
【本の紹介】
本が好き!からの献本御礼!!
(75) ほっとする仏教の言葉 捨てて生きる 文 ひろさちや 二玄社
ほっとする仏教の言葉―捨てて生きる ひろ さちや 村上 翠亭 二玄社 2011-02 売り上げランキング : 172652 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
はじめに
ⅰ いまを大事に
ⅱ 自己を忘れる
ⅲ 捨ててこそ
ⅳ あるがまま
あとがき
という構成となっている。
【キーワード】
仏教の言葉
【くまの感想】
とても癒される。人生の先輩、そして仏教を極めた人たちの
言葉には何か意味がある。そして、書から伝わる思いが
なんだか感じられるのである。
私は真剣に仏教に取り組んではいないが、この本を読むと
なんだか、ふむふむ、いい言葉だなと思えるのである。
■引用メモ■
過去を追うな 未来を願うな 「マッジマ・ニカーヤ」
過去は文字通りに過ぎ去った時間です。そして「未来」は、未だ
やってこない時間。
いずれも存在しない時間です。現実に存在しているのは、ただ
「現在」だけ。
にもかかわらずわたしたちは、現在を無視・軽視して、存在しない
ものばかりを気にしています。
⇒ なんだか、納得してしまいます。
■引用メモ■
ところが、昨今の日本人の「仕事」は、もしもその事業が失敗
に終われば、何の喜びも得られないものになっています。A社と
B社が売り上げ第一位を争う。A社が勝てば、B社は負けます。
負けた側には何の喜びもない。そうゆう競争は、競争そのものが
本質的に「苦」なんです。したがって、買った側にも幸福はありま
せん。勝った側は、来年も負けないように、どこまでもがんばら
ねばなりません。
わたしたちは、こうゆう資本主義社会の競争原理に支配されて
いますから、「楽」と「苦」とを錯覚して捉えています。収入が増える
のが幸福だと思って、収入が増えるようにとがんばりますが、その
がんばりは苦にほかならないのです。つまり、その人は一生懸命
に苦を増大させている。その結果、毎日の生活が苦になっていま
すから、かりに少しぐらい収入が増大しても、ちっとも幸せでは
ない。だから、ますます収入の増大に励むようになり、ますます
不幸になるのです。
⇒ 長い引用になりましたが、大納得なのである。反論する術が
ない。
おそらくこの本を読むとその時々で解釈の仕方が異なってくるのだと
思う。
出会えた本に感謝。
いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!