2012年9月27日木曜日

読書(166/365)★★★★ スピリチュアル生活12カ月 江原啓之著

【今日の出来事】
 おはようございます。中国シンセン5日目となりました。
 どちらかというと暑いです。30℃くらいでしょうか?

 今日中国で仕事を少しして、夜行便で韓国ソウルに向かう予定です。
 
 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 中国の出張、韓国への深夜便移動 多忙だけれど気力は充実している
  ので「よかった」


【本の紹介】
(166/365) スピリチュアル生活12カ月 江原啓之著

スピリチュアル生活12カ月 (王様文庫)スピリチュアル生活12カ月 (王様文庫)
江原 啓之

三笠書房  2001-11
売り上げランキング : 241740

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【本の構成】
  プロローグ
  「新しい自分」が始まる月
   何かを始めたい-その「気持ち」は最高の財産です。

  自分に元気を取り戻す月
   心がちょっとだけ後ろ向きになっていませんか

  リセットする月
   「昨日までの自分」から自由になってみませんか

  出会いを楽しむ月
   どんなに小さくても出会いはすべてが素敵な「奇跡」です

  自分の部屋にこだわる月
   自分の居場所を「幸運が集まる場所」にする方法

  結婚を考える月
   「運命の人」に出会うために知っておいてほしいこと

  ボディに磨きをかける月
   「きれいになりたい」-それは人生に必要な感情の1つです

  ちょっと冒険する月
   なんとなく先のばしにしていることはありませんか?

  ひとりの時間を楽しむ月
   「明日の自分」のために今、何ができますか

  自分の運命を考える月
   自分を幸せにするのも自分、不幸にするのも自分です

  言葉を大切にする月
   こんなとき、こんな言葉で「自分の気持ち」を伝えてみましょう

  自分の夢を考える月
   あなたの「やりたいこと」を実現するための「スピリチュアル・ガイド」

  という構成となっている。

【キーワード】
  スピリチュアル
  江原啓之さん

【くまの感想】
  割とテレビに出てた頃は、あまり気にならなかった。なんとなく
  本を見て、読んでみようと思った。

  純粋な感想は、あまり偏っていない感じがした。
  非科学的なことは確かであるが、マインドを持つことは大切。
  その言葉には納得感がある。

  だから、受けるのだろうと思う。

  ■引用メモ■
   あなたは日々の暮らしの中にちりばめられた「神秘の力」に
   気づいてますか?
   意識することもなく、いつも当たり前に過ごしている日常の
   中に、じつは「神秘の力」が隠されているのです。

   ⇒ という冒頭から始まるのです。私も日々の生活をしている
    なかで不思議な出会いや物事のタイミングに気付くことが
    あります。振り返るとそう思うタイミングがあります。

  ■引用メモ■
   昔の人は、茶道や書道をたしなむ中で、静かなひとりの時間
   を持つことができていました。これは先人の知恵といえる
   でしょう。そうやって静かに過ごしながら、自分の心の中を
   見つめていたのです。

   ⇒ 一人の時間を作ることの重要性を問うている。 
    そして物事がうまくいかなかったときにはそれなりの理由が
    あるといいます。そこで学ぶべきことがあるといいます。
    なんかやる気が出てきませんか?

  ■引用メモ■
   うまくいかないときは、うまくいかないほうがいい理由がある
   のです。そのことに気づいてください。
   決して焦らないでください。いつかはすべて、おさまるべき
   ところへおさまります。

   ⇒ なるほど。その時は、不運だと思う。あせらず時間をかけて
    考えることの大切さ。おさまるところにおさまる。なるほど。

  ■引用メモ■
   それぞれの人に、それぞれの課題があります。持って生まれた
   「宿命」には、すべて意味があるのです。そこから何かを学ぶ
   ために、私たちはこの世に生まれてきた。
   ですから、どの人生も平等なのです。

   ⇒ いい言葉だと思う。

  私は、風水や占いなど全く信じません。しかし、このスピリチュアルという
  考え方には、賛成する点が沢山あります。

  非科学的だけれど不思議なきっかけ、出会い、その人がもつエネルギーを
  感じることが多々ある。

  そして、困難に立ち向かった時の、考え方 ひとつで大きくその後が
  変わってくる。

  そこがこの本質であることを感じ取れた。



出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2012年9月26日水曜日

読書(165/365)★★★★ マンボウ家族航海記 北杜夫著



【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。
 日曜日 9/23から香港経由で中国シンセンに入っています。
 タクシーの日本人乗車拒否などもあるようで、ホテルで極力いるように
 心がけております。

 その反面 運動不足になっております。

 勝間和代さんもお勧めの ロングブレスダイエット やり始めてます。
 効果が出たらご報告することにします。

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 中国の出張 体調も崩さず 安全も確保できているので「よかった」


【本の紹介】
(165/365) マンボウ家族航海記 北杜夫著

マンボウ家族航海記 (実業之日本社文庫)マンボウ家族航海記 (実業之日本社文庫)
北 杜夫

実業之日本社  2011-10-05
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【くまの感想】
 私は、北杜夫さんの作品を読むのが恥ずかしながら初めてであった。
 とっても実直な感じを受けた。

 大学の頃 大好きだった ムツゴロウこと畑正憲さんが尊敬されただけ
 あって、文章のイメージが似ている(畑正憲さんが影響を受けている)
 ように印象を受けた。

 ご家族のこと
 自分のこと

 色々本音で書いているところがとっても楽しく感じる。
 少し他の本も見てみたいと思った。

 著者がとってもギャンブルや株が好きなのに対し、奥様がそれを抑制する
 エピソードや、娘さんとのやりとり。

 などなどつつみ隠さず語られているところがとっても面白い。


出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2012年9月22日土曜日

読書(164/365)★★★★ チェンジ・リーダーの条件 P・F・ドラッカー著

【今日の出来事】
 おはようございます。
 今日は、かなり涼しいですね。というより、残暑が厳しかったです。

 昨日韓国から帰国し、土日はリフレッシュします。

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 今週も課題は多いものの、充実した日々を過ごせて「よかった」


【本の紹介】
(164/365) チェンジ・リーダーの条件 P・F・ドラッカー著 上田惇生 編訳

チェンジ・リーダーの条件―みずから変化をつくりだせ! (はじめて読むドラッカー (マネジメント編))チェンジ・リーダーの条件―みずから変化をつくりだせ! (はじめて読むドラッカー (マネジメント編))
P・F. ドラッカー Peter F. Drucker 上田 惇生

ダイヤモンド社  2000-09
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【本の構成】
  はじめに
  Part1  マネジメントとは何か   1章  マネジメントは理解されていない
   2章  社会的機能および一般教養としてのマネジメント

  Part2  マネジメントの課題 
   1章  マネジメントの役割とは何か
   2章  われわらの事業は何か
   3章  事業を定義する
   4章  NPOは企業に何を教えるか

  Part3  マネジメントの責任
   1章  企業の所有者が変わった
   2章  いかにして社会的責任を果たすか

  Part4  マネジメントの基礎知識
   1章  マネジメントの常識が変わった
   2章  「道具としての情報」を使いこなす
   3章  目標と自己管理によるマネジメント
   4章  人事の原則
   5章  同族企業のマネジメント

  Part5  起業家精神のマネジメント
   1章  予測できないことを起こす
   2章  既存の企業がイノベーションに成功する条件
   3章  ベンチャーのマネジメント
   4章  起業家がとるべき戦略
   付章  イノベーションか、廃業か  金融サービス業の岐路

  編訳者あとがき
  ピーター・F・ドラッカー著作目録
  
  という構成となっている。

【キーワード】
  チェンジ・リーダーとは?
  マネジメントについて

【くまの感想】
  色んな人がすごいと言っているドラッカー、私にはまだまだ難しい
  ところはあるけれども何度も読んで解釈していきたい本である。

  マネジメントの大切さ を歌った ドラッカー。この考えは
  色んな活動に展開できることが興味深い。

  そして、今、さらにIT技術は進化しつつある。
  原則は変わらないが、スピードが格段に速く、ワールドワイドに
  なっている。

  そして、情報に溢れ、逆に何もできなくなる。

  そんな時に、原則に立ち返ることができる。

  ドラッカーの本はそんな意味で人気があるのではないだろうか?

  ■引用メモ■
   同じことがマネジメントについてもいえる。有能であるためには
   知識をもたなければならない。すなわち、「なぜ」行うのかを
   知らなければならない。同時に、「何を」行うのか、「いかに」
   行うのかを知らなければならない。技能をもたなければならない。

   ⇒ 前段は名医の話なのだ。そして、マネジメントも同じだという。

  ■引用メモ■
   これからは、仕事と人生の双方において、学ぶことを習慣として
   続けてもらわなければならないからである。今日いかに博識で
   あっても、すでにうまく行っていることをさらにうまく行うとともに、
   新しいことを学び行うことを続けていかないかぎり、数年後には
   陳腐化した存在となるからである。読者におかれては、ぜひ本書
   によって、マネジメントのおもな領域について通暁していただきたい。

   ⇒ 著者の想いが書いてある部分。興味深い。

  ■引用メモ■
   マネジメントとは、事業に命を与えるダイナミックな存在である。

   ⇒ 面白い表現なのだ。(少し大げさ?)

  ■引用メモ■
   しかし、マネジメントは、スノーのいう人文科学の文化でも自然科学
   の文化でもない。マネジメントとは、仕事である。その成否は、結果
   で判定される。すなわち、それは技能である。

   ⇒ マネジメント:仕事である。それは技能である。印象的な言葉。

  ■引用メモ■
   企業はまず、顧客を創造しなければならない。したがって、マーケティング
   の目標が必要である。企業はイノベーションを行なわなければならない。
   さもなければ、陳腐化する。イノベーションの目標が必要である。

   ⇒ 当然のことがかかれているが、これが難しい。イノベーション創造
     企業。日本より韓国の方が優れていたりしないか?

  ■引用メモ■
   リーダーの地位に必要な強みとして、「何をすでにもっているか」
   「あるいは何を手に入れなければならないかを、いかにして知るか」
   「自らの強みが、向上しているか低下しているかを、いかにして知るか」
   「自らの強みは、現在でも適切か、いかなる変化が必要かを、いかにし
    て知るか」

   ⇒ 面白い。興味深い言葉である。

  ■引用メモ■
   マネジメントたる者は、自らの手にゆだねられた人的資源に使える
   怠惰な執事にどどまらないためにも、未来において何かを起こす
   責任を受け入れなければならない。

   ⇒ ビジョンではないのだろうか? 責任を受け入れることが重要と
    いうところが印象である。

  何度も何度も読んで、その時にあった キーセンテンスをピックアップする
  方法をとっていきたいと考えている。

出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2012年9月17日月曜日

読書(163/365)★★★★ 日本大沈没 藤巻健史著

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。3連休最終日になりました。
 今日は家でのんびり過ごすことができました。
 明日から仕事がんばるぞ。

 中国の暴動が過激になり、出張規制が出始めています。
 大変です。

 
 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 3連休 満喫できて「よかった」


【本の紹介】

 本が好き!からの抽選献本に御礼!!

(163/365) 日本大沈没 藤巻健史著 幻冬舎

日本大沈没日本大沈没
藤巻 健史

幻冬舎  2012-08-24
売り上げランキング : 311

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【本の構成】
  「はじめ」に
  Chapter1  日本沈没の経緯

   Section1 ユーロ危機はいつまで続くか   
   Section2 日本とギリシャ、どちらが危機的状況か
   Section3 日本の財政赤字はなぜ欧州ほどに騒がれないのか
   Section4 なぜ日本の長期金利は上がらなくなったのか
   Section5 日本経済の恐ろしい実態
   Section6 ばらまき財政と日銀への過度の期待が日本を
           ここまで堕落させた!
   Section7 景気回復と真逆のことをする国、日本

  Chapter2  明るい未来を迎えるための資産防衛術

   Section1 大増税時代は始まったばかりだ!
   Section2 日本でどのようにハイパーインフレが起きるのか
   Section3 円資産しか持たない日本人はどうなるか
   Section4 財政破綻に備えて、日本を脱出する必要はあるのか
   Section5 ハイパーインフレに備えるべき、外貨資産以外の
           商品は何か

  Chapter3 さらば社会主義国家・日本

   Section1 日本が立ち直る処方箋はあるのか
   Section2 私が「日本は社会主義国家」と主張する理由
   Section3 格差議論とは何か
   Section4 日本に格差は存在するか
   Section5 所得再配分は政府の仕事ではない

  おわりに

  という構成となっている。

【キーワード】
   日本大沈没って?本当?

【くまの感想】
   この本を読むと将来が超不安になる。でも立ち向かうしか
   ないのだ。マスコミ・TVに出てくる人たち、政治家はこのこと
   を知っているのだと思う。国民が混乱を招くことにケアしている
   のかもしれない。

   でも、その時になるとやっぱり教えてほしかったとなるだろう。

   近い将来 「ハイパーインフレ」が来ると宣言している人は
   いるだろうか?

   いいのだ。

   ハイパーインフレが来た場合に、我々日本の国民がどんな
   備えをしておくのか?それをそれぞれが考えておくことが
   重要なのだ。

   そんなことを著者の藤巻さんは教えてくれている。

   怒らなかったら、そうか、よかった

   とすればいい。こんなことを書いていると地震の備えと
   全く同じなのだ。十分な知識と備えがあれば、対処の仕方も
   変わってくる。

   まず、興味深いのは「ユーロの話」 当たり前の話であるが、
   これは固定相場なってしまう。このことがギリシャの動きが
   できなくなったとも教えてくれている。

   ■引用メモ■
    ユーロとは、「ユーロ圏という一つの地域内の同一通貨」
    です。それは、まさにその地域が「通貨の固定相場制」を
    採用しているのと同じことです。

    ⇒ そうなのだ。固定相場制になることによって、国の政策に
      対する市場の反応がなくなるとも著者はいう。

   ■引用メモ■
    変動為替相場制には「景気の自動安定装置」という偉大なる
    メリットがあるのです。ユーロ圏はその偉大なるメリットを放棄
    してしまいました。

    ⇒ なるほど。これはとってもわかりやすい。

   ■引用メモ■
    円高とは「外国人が円を買っている」せいではなくて、「日本人
    が円を売って外国に投資しない」方が主原因だと思います。

    ⇒ 今後の課題 円安に向けて何をすればいいのか?ひとつの
      ヒントだ。日本の国債は91.7% 日本人が所有している
      という。これもすごいことだ。

   ■引用メモ■
    「消費税を1%上げるごとに、国の歳入増加は2兆円と考えて
     よいかと思います。2011年度の赤字は44兆円。2012年度の
     赤字も予算段階で44兆円ですから、それを黒字化するためには
     44兆円÷2兆円で22%の消費税増税が必要になります。

    ⇒ この数字はよく頭にたたきつけておきたいと思う。足りないのだ。
     我々の子孫への負担となっていくわけである。

   ■引用メモ■
    日本人は外からの圧力がないと変われない国民だと思います。
    明治維新しかり、第2次大戦後の改革しかり。

    ⇒ なるほど。残念ながら納得。

   ■引用メモ■
    日本では「消費税を上げる、上げない」で民主党内でもめて、
    なかなか結論が出ませんでしたが、欧米で同じようなことが
    起きたら、長期金利が急騰したでしょう。そこで政治家は
    即断を迫られるんです。

    ⇒ 著者いわく、市場が敏感に反応しているのだそうだ。
     イメージは全くつかない。そう日本ではそんな現象が
     起きていないからだそうだ。これは興味深い。

   そして、とっても印象的だったのは、日本は実質 社会主義の
   国となってしまっているということだ。

   知らず知らずにそうなっているのか?知っててなっているのか?
   日本の未来は「暗い」、でもそれを乗り越え明るい未来を迎えたい
   ものである。

   そんなヒントを教えてくれた藤巻さんの本書に感謝!
   

出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2012年9月16日日曜日

読書(162/365)★★★★ トライブ セス・ゴーディン著 勝間和代訳

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。3連休の中日(なかび)ですね。
 皆さんはどう過ごされているでしょうか?

 土曜日は割とゆっくりとすごし、恒例のスイミング、ブックオフに行ってきました。
 日曜日は長女・次女のピアノの発表会、これまで練習してきた成果も
       でてきてうまくできたと親ながら感心。
 月曜日は家でゆっくりしようと思っています。

 日々海外が多いので、休みは家が好きになりますね。家で庭の手入れ
 なんかしていると植物の逞しさを感じることがありますね。

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 日本での三連休 充実して過ごせているので「よかった」


【本の紹介】
(162/365) トライブ 新しい”組織”の未来形 セス・ゴーディン著
         勝間和代訳

トライブ  新しい“組織”の未来形トライブ  新しい“組織”の未来形
セス・ゴーディン 勝間 和代

講談社  2012-07-25
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【本の構成】
  はじめに  勝間和代
  
  1  なぜ「あなた」なのか?しかも「今すぐに」なのか?
  2  安定なんて幻想だ
  3  あなたには何人のファンがいる?
  4  失敗を恐れすぎていないか?
  5  過半数の神話
  6  信念を強化せよ
  7  今日はどんな日だった?
  8  リスクという可能性
  9  リーダーシップの7つのポイント
 10  さあ、前に進もう!
 
  という構成となっている。

【キーワード】
  トライブとは?

【くまの感想】
  とっても興味深い「トライブ」とは、まさに今起こりつつあるのだ。
  そして古いシステムは忘れ去られていく。

  これまでにない、不思議な現象といっても過言ではないのでは
  ないだろうか?
  
  きたるべくしてきたのかもしれない。

  「トライブ」と名付けられたこの現象、システムはとっても吸収
  しやすい言葉なのだ。

  そして、今の社会の企業の組織形態も変わっていくかもしれない
  予感を与えてくれる。

  ■引用メモ■ 勝間和代さん はじめにより
   この本でいう「トライブ」とは、何らかの共通の興味を持ち、互いに
   コミュニケーションの手段が「ある」ことでつながっている集団を
   指します。

   ⇒ そう、とってもシンプルなのだ。ツイッターやFacebookなどに
    も起こっているのだ。

  ■引用メモ■ 勝間和代あん はじめにより
   必要なのは、あなたが今、その気になること。そして、まずは
   はじめてみることですフォロワーは何万人も必要ありません。
   たった1人からはじめてみればいいのですから。それは職場
   でも、家庭でも、地域でも、そして小さな目標からでもはじめられ
   ます。

   ⇒ なるほど。まずは一歩。大きなものを狙わなくともいい。
    1人から始めることの大切さ。

  ■引用メモ■
   「トライブ」 - それは、互いにつながり、リーダーとつながり、
   アイデアとつながった人々の集団を指す。ただしグループと
   トライブは違う。グループがトライブに変わるには、次の2つが
   あればいい。「共有する興味」と「コミュニケーションの手段」

   ⇒ 本書のトライブの定義なのだ。グループの感覚とトライブは
    違うという。上記2つがあればいいというところが面白い。

  ■引用メモ■
   リーダーシップの7つのポイント
   1 リーダーは、現状を打ち破る
   2 リーダーは、目標のまわりにカルチャーを築き、そのカルチャー
      に人を巻き込む
   3 リーダーは、変化をもたらそうとする世界に、並外れた好奇心を
      抱く
   4 リーダーは、カリスマ性によってフォロワーを惹きつけ、やる気を
      刺激する
   5 リーダーは、将来のビジョンをフォロワーに示す
   6 リーダーは、ビジョンの実現に真剣に取り組み、実現に向けた
      決断を下す
   7 リーダーは、フォロワー同士をつなぐ

   ⇒ 7の項目が特に面白い。興味深い。フォロワー同士をつなぐ
     というのだ。

  ■引用メモ■
   トライブはどこにでも存在する。1つにまとめられ、率いられる
   のを待っている。彼らに必要なのは、「正しいことをしたい」
   という熱意に燃えたリーダーなのだ。

   ⇒ どこにでも存在するんだ。今の政治に対する想い。
     国民は皆、待っているのだろうか?どうなのだろうか?

  私は、この言葉「トライブ」が好きである。今の組織に足りない部分を
  何か変えてくれるような気がするからだ。そして社会の流れもその方向
  に向いているような気がしてならない。

  待つのか? いや一歩進むべきではないだろうか?

出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2012年9月12日水曜日

読書(161/365)★★★ ブラック・スワン 下 ナシーム・ニコラス・タレブ著

【今日の出来事】
 みなさん。おはようございます。中国シンセン滞在中です。
 今回は割と、ホテルで一人で待機時間が長くて、色々なことができました。

 仕事(詳細にメール添付などチェック、計画の作成など)
 読書
 食事(少しさびしいですが・・)

 充実した時間だと思っています。明日は、香港経由で韓国に向かい、
 金曜日 帰国予定です。

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 中国での滞在 色々な時間を過ごすことができて「よかった」


【本の紹介】
(161/365) ブラック・スワン 下 ナシーム・ニコラス・タレブ著
           望月 衛訳

ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
ナシーム・ニコラス・タレブ 望月 衛

ダイヤモンド社  2009-06-19
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【本の構成】
  
  (上)からの続き   
   第11章  鳥のフンを探して
   第12章  夢の認識主義社会
   第13章  画家のアペレス、あるいは予測が無理ならどうする?

  第3部 果ての国に棲む灰色の白鳥
   
   第14章 月並みの国から果ての国、また月並みの国へ
   第15章 ベル・カーブ、この壮大な知的サギ
   第16章 まぐれの美学
   第17章 ロックの狂える人、あるいはいけない所にベル型カーブ
   第18章 まやかしの不確実性

  第4部 おしまい
 
   第19章 半分ずつ、あるいは黒い白鳥に立ち向かうには

  エピローグ
  謝辞
  訳者あとがき
  参考文献
  注解
  用語集
  索引

  という構成となっている。

【キーワード】
  ブラック・スワンとは?

【くまの感想】
  上では少し吸い込みにくかったことが、少し 下になると吸収できる
  部分が出てきた。なるほど、なんとなくわかってきた。

  しかし、まだまだ難解。

  テーマがブラック・スワンだけに、推定できない域で何かを考察する
  そんな考えが根底になっているからかもしれない。

  ドイツマルク紙幣に登場する 「ガウス」 そして、そこになんとなく
  記載されている「ベル型カーブ」 

  ここから話が進んでいくのだ。

  そんな流れはとても楽しめる。

  ■引用メモ■
   これまで見てきたことは次の二つだ。(a)私たちはトンネル化を
   起こし、同時に「狭く」考える傾向がある。(知識に関するうぬぼれ)
   そして、(b)私たちの予想の成績はものすごく過大評価されていて、
   自分では予想できているつもりの人たちもだいたい、実際には予想
   なんてできていない。

   ⇒ 本書の独特の主張なのだ。ポイントだと思う。そして、私自身
    納得できる。

  ■引用メモ■
   今ある発明はほとんど全部、セレンディピティ(ふとした偶然の
   たまものでいい目に合える能力)のおかげでできたものだ。
   「セレンディピティ」というのは、作家のヒュー・ウォルポールが
   おとぎ話の『セレンディップの三人の王子』からとってつくった
   言葉だ。三人の王子は、「いつも偶然とか機転とかのおかげで
   もともと探していたわけではないものを発見する」。

   ⇒ セレンディピティという言葉は前から知っていた。大切な要素
    である。そして、この言葉の生い立ちは初めて知った。

  ■引用メモ■
   エンジニアが道具をつくるのは、自然の秘密を暴くためよりも、
   楽しみのためであることが多い。そうやってできた道具には、
   私たちに知識を与えてくれるものがときどきある。

   ⇒ 興味深いコメントである。ときどきある。というところが面白い。
     すべてではないのだ。

  ■引用メモ■
   頭の中で予測をもてあそべる能力のおかげで、私たちは進化の
   法則から逃れられるのだが、それ自体もまた、進化の産物の
   ようだ。進化が私たちについないだ鎖は長く、一方ほかの動物に
   つないだ鎖はとても短くて、環境に即座に左右される、そんな
   感じである。

   ⇒ これはイメージするのはとっても難しい。でも面白いコメント
    だ。動物と人間の比較。人間は自然界の手の中にあるという
    理解をした。

  ■引用メモ■
   私は、あるときはものすごく懐疑的で、そうでないときは確実な
   ものにこだわり、ものすごく頑固で決して妥協しない。もちろん、
   私がとても懐疑的になるのは、ほかの人が信じやすいところである。

   ⇒ 著者の考え方、信念がとってもよくわかる一文である。

  実はブラックスワン(上)(下) 2回目のトライである。とり置いて
  いた、少しだけ吸いこめたような気がする。自己満足かもしれないが。

出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2012年9月10日月曜日

読書(160/365)★★★★ 科学的とはどういう意味か 森博嗣著

【今日の出来事】
 みなさん。こんにちは。先週の木曜日から仕事で中国シンセンに来ております。
 仕事場はホテル。昼休みの息抜きにブログを書いてみました。今回は一人で
 滞在しているのでしゃべる人がいなくて、そろそろ口がむずむずしてきました。

 かかってくる電話はついつい長電話になってしまいますね。笑。

 人っていうのは「つながり」が大切なことがよくわかります。

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 中国での出張 体調も崩さずに過ごせているので「よかった」


【本の紹介】
(160/365) 科学的とはどういう意味か 森博嗣著

科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)
森博嗣

幻冬舎  2011-06-29
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【本の構成】
  まえがき
  第1章  何故、科学から逃げようとするのか
  第2章  科学的というのはどういう方法か
  第3章  科学的であるにはどうすれば良いのか
  第4章  科学とともにあるという認識の大切さ
  あとがき

  という構成となっている。

【キーワード】
  科学的とは?

【くまの感想】
  科学的とは? この問いに明確に答えられる理系の人はどれだけ
  いるだろうか? 意外と盲点なのだ。

  この本は、そんな素朴な疑問、そして科学とはどうあるべきか?
  を森博嗣さんが教えてくれる。

  私は、森博嗣さんのミステリーが大好きである。理系チックな
  ストーリーが好きなのだ。
  それでいて非科学的なこともあるような殺人。

  なんともこの矛盾が好きなのだ。

  さて話を戻すと、最近著者が、親書を書くようになった理由もあり、
  とても興味深い。

  できれば名古屋大学で講義も受けたい思いである。

  ■引用メモ■
   小説家になったとき、僕は「理系作家」などと呼ばれた。

   ⇒ 理系作家 面白い。このポジショニングは面白い。
     著者いわく 森鴎外がいるではないか?という。笑。

  ■引用メモ■
   時代を遡ってみても、今ほど科学が浸透した時代はない。
   どんどん科学的になっているし、非科学的なものは排除される。
   それは、もちろん教育の賜であるし、また情報が広く公開され
   法的にも規制されつつあるおかげである。

   ⇒ 今が最先端なのだ。確かに江戸時代の人たちの感覚に
    くらべるといや、明治時代、大正時代、昭和時代の感覚に
    比べると目覚ましい進歩と、その知識が共有化されている。

  ■引用メモ■
   科学と非科学の境界はどこにあるのだろう?
   ・・・略・・・
   答えをごく簡単にいえば、科学とは「誰にでも再現ができるもの」
   である。また、この誰にでも再現できるというステップを踏む
   システムこそが「科学的」という意味だ。

   ⇒ 明快な答えである。納得した。

  ■引用メモ■
   繰り返すが、実験によって確かめることが「科学的」なのではない。
   
   ⇒ むむ。これはそうだ。そうなのだ。と理系である人は思うのでは
    ないだろうか? 大半の人がこう思っているに違いない。

  ■引用メモ■
   このように、人間は大人になると(たとえ、科学者であっても)、自分
   が観察したものから、ついつい「勝手に」決めつけようとする。数々
   の疑問をスキップして、結論へジャンプしてしまうのだ。

   ⇒ 日常生活・仕事生活で垣間見るシーンだ。

  ■引用メモ■
   このように、多くの科学はまずは自然の観察から始まっている。
   実際にあるものを見て、その仕組みを理解する。そしてそこに
   法則性を見出す。すると、次はどうなるのか、という未来が予測
   できるようになり、また、そうした仕組みをいろいろなものに応用
   できるようになる。

   ⇒ これは本当に重要なことだ。今最先端の技術のヒントは自然
    から得られるものが多いという。やはり我々は自然の手の中に
    いるだけなのかもしれない。

  私の好きな理系のミステリー作家 森博嗣さんのお考えを聞くことが
  できて楽しい時間を過ごすことができた。

  逆に作品からも色々得られる考えがくみ取れるような気がする。本書にも
  そのことが少し記載されている。


出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!