【今日の出来事】
みなさん。こんばんは。震災・津波の影響を受けています。
復興に向けてコツコツ積み上げていきたいものです。節電など。
『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 中国出張無事終えて「よかった」
【本の紹介】
(67) サイコシンセシスとは何か 平松園枝著 トランスビュー
サイコシンセシスとは何か 自己実現とつながりの心理学 平松 園枝 トランスビュー 2011-03-02 売り上げランキング : 147507 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
はじめに
第1章 アサジオリのサイコシンセシスとはどういうものか
第2章 「卵形図形」で人間と世界を見る
第3章 スターダイアグラムで気づく心の動き
第4章 パーソナリティという乗り物
第5章 サブパーソナリティとどう向きあうか
第6章 統合をめざすプロセス
第7章 成長曲線で人生のプロセスをとらえる
第8章 多彩な技法の意味と使い方
おわりに
サイコシンセシスを知るための本
という構成となっている。
【キーワード】
サイコシンセシスとは?
【くまの感想】
難しい用語である。「サイコシンセシス」とは?
冒頭にこう説明がある
「愛と魂と意志を持った心理学」
個人を超えた領域や、超越的なもの、まさ霊性なども対象とする
心理学(=トランスパーソナル心理学)の最初の枠組みを
作ったといわれている。
すごい専門的である。でもなんだかかっこいい心理学だ。
著書には、いろいろな手法があり、興味深い。たとえば
■引用メモ■
スターティング・フロム・ウィズイン(自分の中に答えを探す)
自分自身の生き方を自己実現に向かうものとするために、
サイコシンセシスでは、「自分の内的世界を知ろうとする」
「内的力を喚起する」という態度が重要となります。
・・・略・・・この言葉はまた、「自分から始める」と
いう意味でも使っています。
⇒ 不思議な感覚だ。自分の中に答えを出すこと。自分から
始めるということ。
文明レベルの大きな問題でも、解決の可能性を外の世界に
探るのではなく、その世界の一部である自分の中に探す、
問題を「わがこと」としてとらえるという視点です。これは、
どんな時にも事実をそのまま受け止め、その上で自分が
できることは何かを探ろうとする主体的な態度です。
→ これはすばらしい行動であると思う。なかなかできない。
■引用メモ■
アサジオリは、「私たちは、自分が同一化しているものに振り
回される。私たちがそれ(同一化しているもの)から脱同一化
できれば、それをコントロールできる」と述べています。
→ とっても理解が難しいが、例を見るとわかってくるから
不思議だ。
私たちは、例えば怒りを感じると、自分が怒りそのものと
なってしまうことがあります。そのような時、怒りに自分を
「同一化」している。「怒り=自分」の状態になっています。
これが怒りに振り回される状態です。
→ なるほど。
・・・・略・・・・・
「脱同一化」は、アサジオリがインド哲学から取り入れた考え方
だといわれ、サイコシンセシスでは非常に重要です。「脱同一化」
とは、「同一化」しているものから離れる、という意味です。何か
自分の中の要素に気づいたら、そこから離れて、自分の中の
ひとつの事実として、それを客観的にとらえるようにするこという
ことです。
⇒ 興味深い考え方だ。
■引用メモ■
アサジオリは、「我々は体が1つであるために、人格も一つ
として確立しているように錯覚するが、じつは我々の中は
多様で混沌としている」、「指揮者のいないオーケストラ」
のようなものだと言います。すなわち、一人の人の中には
小さな人格ともいえる「いろいろな自分」が、たくさんいると
考えられるのです。これがサブパーソナリティです。
⇒ これまた興味深い。納得する部分がある。このことを
知ることにより、それらをコントロールできるとすごい
武器になるのだ。
少し専門的で抽象的な部分が多いが、人間の心理学という
ところからその性質を知ることは興味深いものがあった。
出会えた本に感謝。
いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!
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