2011年9月19日月曜日

読書(248)★★★ デフレとラブストーリーの経済法則 野口悠紀雄著


【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。3連休あっという間でしたね。
 いかがお過ごしでしたか?

 私はかなりリフレッシュできました。

 さぁ。明日からまた中国に行ってきます。やる気充分。
 

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 3連休リフレッシュできて「よかった」


【本の紹介】
  (248) デフレとラブストーリーの経済法則 野口悠紀雄著
        ダイヤモンド社
デフレとラブストーリーの経済法則―「超」整理日誌デフレとラブストーリーの経済法則―「超」整理日誌
野口 悠紀雄

ダイヤモンド社  2003-07
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 【本の構成】
  Ⅰ部
   1 ラブストーリーの法則
   2 小さくて価値の高い企業
   3 近ごろ都で流行るもの
   4 ロード・オブ・ザ・リング字幕騒動
   5 瀋陽の門 ベルリンの壁
   6 未来廃墟の予感
   7 日本にホグワーツ校を作れるか?
   8 ウイルスの複合的恐怖
   9 数学力への過大な期待
  10 残暑を待望する
  11 宇宙は広大だが有限
  12 まず街灯の下を探せ
  13 社会は永続する。しかし
  14 デフレも不良債権も結果にすぎない
  15 一個人が始めた奨学金
  16 興味に惹かれて健康回復
  17 日本産業の死刑執行人
  18 病人から虎になったアイルランド
  19 日本経済、破滅への歩み
  20 史上最大の「ビッグコン」
  21 フー・イズ・フー?
  22 デフレ不況説のまやかし
  23 マリリン・モンローと日本国の違い
  24 巨額増資は資本増強にならない

  Ⅱ部
   楽しく学ぶファイナンス論とその周辺
   
   わたしの100冊

  記録帳
  はやりことばの盛衰
  あとがき
  索引

  という構成となっている。

 【キーワード】
  野口悠紀雄さん。
  経済
 【くまの感想】
この本は2003年に出版された本である。8年前の話題なのであれ?
  というのもあるが、ほとんどがなるほどといえるのではないだろうか?
  さすが。

  ■引用メモ■
   鍵が街灯の下に落ちている保証はない。確かにそのとおりだ。
   しかし、仮に落としたのが暗い場所であったとしても、そこから
   鍵を探し出すのは、むずかしい。他方で、光が当たっている
   場所に落ちていれば、すぐわかる。だから、まず明るい場所を
   つまり見つけるのが容易な場所を探せ、というのである。暗い
   場所の探索に乗り出すのは、街灯の下には鍵がないと確認
   できてからあとにすべきだ。

   → その後、物理学者のみならず、経済もこの原則に従うという
     くだりがある。ふむふむ。参考となる。

  ■引用メモ■
   現在日本の政策を担当している人たちのタイムホライズンは、
   長くても2~3年だろう。経済政策については、せいぜい数ヶ月
   だ。「こんなことをしていたら10年後の日本は大変なことに
   なる」と言っても、だれも聞く耳を持たない。

   → タイムホライズン: 人々が行動を決める際に想定する期間
    そうなのだ。この考え方が日本にはないのではないだろうか?

  ■引用メモ■
   いまの日本の出版は、あまりに新刊に偏重しています。本は
   消耗品ではない。長く読み継がれてきた本が、もっと読まれる
   べきです。

   → なるほど。長く読み継がれてきた本。重要だ。この著書にも
    100冊の紹介がなされている。

  
  このほか、斬新な意見を聞けることができるこの本は
  面白い。ラブストーリーとデフレを関連付けるところが面白い。

 

 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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