2011年9月11日日曜日

読書(242)★★★★ もっと論理的な文章を書く 木山泰嗣著


【今日の出来事】
 こんばんは。土日 日本でリフレッシュできたことに「感謝!」
 さて、明日からまた、中国に行って来ます。
 

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 土日 日本でリフレッシュできて「よかった」

【本の紹介】


(242) もっと論理的な文章を書く 木山泰嗣著 実務教育出版
もっと論理的な文章を書くもっと論理的な文章を書く
木山 泰嗣

実務教育出版  2011-08-27
売り上げランキング : 7023

Amazonで詳しく見る by G-Tools


 【本の構成】
  はじめに
  第1章  「論理的な文章」とは、どういうものをいうのか?
     1 「論理的な文章」を定義してみよう
     2 「論理的な文章」には、どのような要素があるのか?
     3 「論理的な文章」にするためのカタチはなにか?
     4 「論理的な文章」にするためのナカミはなにか?
     5 「2つの観点から検討する」だけで、「論理的な文章」
       になる?
     6 「2つの事項に分ける」だけで、「論理的な文章」になる?
 
第2章  「論理的な文章」にするためのカタチ
1 全体の構成(骨組み)を構築する
2 ナンバリングをする
3 メリハリをつける
4 項目立てをして、見出しをつけ、小見出しをつける
5 1マスあけをし、適度に改行をする
6 接続詞を規則的に並べる
7 適切な文体を選択し、統一する
8 一文のなかにおける文法を決める
9 結論を決める

第3章 「論理的な文章」にするための方法①
-すぐに使える単純技法
1 キーワードを上手にリンクさせる
2 論拠を示す
3 適切な引用をする
4 テーマを絞り、論点を明確にする
5 問題提起を適切にする
6 問題提起と結論をリンクさせる
7 重複をさけ、「前述のとおり」を使う
8 書くべき要素が多いときは、「次のとおり」を使う
9 定義付けをする
10 反論に反論する

第4章 「論理的な文章」にするための方法②
-2つの観点から検討する
1 対立する2つの考え方を、大きな観点から示しながら
論証する
2 2つの観点から検討する① (形質と実質)
3 2つの観点から検討する② (原則と例外)
4 2つの観点から検討する③ (客観と主観)
5 2つの観点から検討する④ (必要性と許容性)

  第5章 「論理的な文章」にするための方法③
       -2つの事項に分ける
     1 事実と意見を分ける
     2 事前と事後に分ける
     3 一般論と個別論を分ける
     4 争いのない事実と争いのある事実を分ける
     5 事実の「引用」と、事実に対する「評価」を分ける
 
  おわりに
  

という構成となっている。

【キーワード】
論理的な文章とは? 

【くまの感想】
なるほどである。なんとなくイメージしていた論理的な文章像が
明確になってくるから不思議だ。弁護士である著者が教えてくれる
論理的な文章に関する知識はとっても深みがある。文章の
目次の表題を見るだけでも勉強になる。

■引用メモ■
面白いのは、「論理的な文章」を書こうと努力する方はたくさん
いるのに、そもそも「論理的な文書」がなんであるかについての
定義は一般的にはないことです。

⇒ ここを明確にしてくれるのがこの本の目的なのだ。

■引用メモ■
カタチとナカミ、世の中にあるものや考え方は、基本的に
この2つからできています。たとえば、あの子はみためは
若いけれど(年齢は若いけれど)、なかみはしっかりしている
(精神年齢は高い)ということがあります。これはカタチは
若いけれど、ナカミは年だということです。みためとなかみ。
カタチとナカミ。これを少し格調高くいうと「形式」と「実質」
といいます。

⇒ カタチとナカミ とても参考となる。

■引用メモ■
「事実」と「意見」が混ざってしまうと、どこまでが本当の情報
(客観的な事実)で、どこまでがその人の考え(主観的な意見)
なのかがわからなくなります。

⇒ よくメールでこのことに接することがある。「事実」と「意見」を
明確に分けることを今後意識してみることにする。

この著書は、最後にも書いてあるが、なんども読みながら会得
していくもののような感じを受けた。弁護士業務に使う文章に
ならなくともいい、論理的に交渉ができること、これは世界で
通用していくためには、必要だ。勉強となった。


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

0 件のコメント: