2011年9月18日日曜日

読書(247)★★★★ バブル獄中記 長田庄一著


【今日の出来事】
  みなさん。こんばんは。3連休の中日いかがお過ごしですか?
 私は人生初体験をしました。

 大相撲に観戦に行ってきました。

 両国国技館に入って、一番の感想は、

 「土俵が思ったより狭い」

 でした。でも横綱 白鳳の土俵入り・相撲は圧倒的な迫力を
 持っていました。

 そして、日本の文化の1つ相撲っていいものだなと思いました。
 

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 人生初、相撲観戦できて「よかった」


【本の紹介】


  (247)  バブル獄中記 長田庄一著 幻冬舎
バブル獄中記バブル獄中記
長田 庄一

幻冬舎  2011-08-25
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 【本の構成】
  プロローグ
  第1章   青天の霹靂
  第2章   運否天賦
  第3章   禍福は糾える縄の如し
  第4章   老兵は死なず
  第5章   夢幻泡影
  第6章   一期の月影かたぶきて
  
  という構成となっている。

 【キーワード】
  長田庄一さん
  獄中記

 【くまの感想】
  この本は獄中にいた長田庄一さんの言葉である。信念を持つことは
  とっても重要なんだ。その強さにまずは感動した。

  ■引用メモ■
   検事は、やいのやいのと責め立てて、ないことまでもあるように、
   検事本人の書いた供述調書をそのまま私に読ませたがる。そして
   それを私に認めさせようと、あの手この手、必死である。だが、
   こんな事実ではない事件をつくり上げて、つまりありもしない事件
   をでっち上げ、こんな行為をすることは、いくら国策捜査と
   いっても無理である。昔ならともかく、今はそんな時代ではない。
   そんなことは通用しない。

   → 日常とは違う出来事。検事と被疑者のやりとり。その話が
      以後日記調に続いていくのである。普通の人であれば
      負けてしまうだろうに・・・

  ■引用メモ■
   あと一ヵ月かな、二ヶ月かな。日中は日課で忙しいが、夕方
   になると、こんな一室で壁に向かい、座っている。
   なんだか自分が「だるま」にでもなったような気持ちになる。
   これは昔の「座敷牢」か。
   だけど、考え方を変えると、私など戦後50年間、いつも
   こうして役員室にただ一人、長い時間を過ごしてきた。客人
   が来たとき、また、限られた部下が相談を求めたとき、
   それ以外はいつもこうしてただ一人。
   だからそれを考えると、今もそのときと同じである。ただ
   呼びつける秘書がいないだけ。一人住まいには慣れている。

   → 「だるま」にでもなったような気持ち。すさまじい。
     日常の生活も同じだというところが凄く、イメージできて
     しまった。

  ■引用メモ■
   「人の一生は、幻覚こそ生甲斐である。人はその幻覚で
    生きている」 (司馬遼太郎)
   
   そうかもしれない。このごろ、私もそんなことをよく考える。
   自分の生を、その人生まで含めてつき放し、客観視して
   省みると、それは今、まさしく幻覚そのもの、そんなことが
   分かってくる。
    歳をとったせいなのか。

   → 私にはこの感覚がまだイメージできないが、なんとなく
      興味深い、そして、気になるところであった。

  著者の獄中の日々が、丁寧にかかれており、ふと、印象的な
  言葉や当時の政治や世の中のことにコメントを入れているところ
  が気になるのである。重みがあるのである。

  そして、獄中という特殊な状態でも負けない「強い信念」これは
  やはり凄いのだ。

 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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