2011年9月10日土曜日

読書(238)★★★★ ムツゴロウの本音 畑正憲著

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。先ほど。上海から帰国しました。
 飛行機が遅れて、成田着だったので大変でした。


『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 今回も中国出張色々体験できて「よかった」 

【本の紹介】
  (238)  ムツゴロウの本音 畑正憲著 文春文庫
ムツゴロウの本音 (文春文庫)ムツゴロウの本音 (文春文庫)
畑 正憲

文藝春秋 1993-01
売り上げランキング : 736692

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 【本の構成】
  コマ型人間
  万分の一
  膣石
  初夢
  頑張リマス
  名品
  椅子捜し
  手造り文化
  自由
  好きなこと
  契約
  酒は一人で
  インポテンツ
  フィッシング
  恥
  七つの禁
  医学人気
  三十六時間
  困った!
  北の春
  ブーム
  チョンチョンカジカ
  野球と私
  自然流
  小さな若者論
  新手一生
  高校野球
  女性よ 大地へ
  草競馬
  奇禍
  日本オープン
  後記

  という構成となっている。

 【キーワード】
  ムツゴロウさん   

 【くまの感想】
  私は大学生時代に畑正憲さんの作品を沢山読んだ。懐かしく図書館
  で見かけたので読んでみた。ユーモアあふれる文章が懐かしかった。
  今も元気にしておられるのだろうか?

  ■引用メモ■
   常日頃私は、たっぷり閑を持ちたいと願っていたので、ともかく何も
   しないぞと心に決めた。本、さらば。新聞、テレビもさようなら。
   ただただベッドの中にいようと考えた。
    ところが三日としないうちに、怖しいほどの退屈にさいなまれる
   ようになった。何もしないというのは辛いものだ。ホテルの白い部屋が
   こわくなり、ついには姿見に映る自分をみてギョッとするようになった。
   考えてみれば、この十年、私は絶えず何かをしてきた。日曜や祭日
   とは縁がない生活だった。
 
   ⇒ なんだかユーモアあふれてませんか?私だけだろうか?

  ■引用メモ■
   このところ人びとは、現代の文明や文化に対して疑を持ち始め
   素朴な、手造りの味を求めるようになった。いろりの火が恋し
   がられたり、民芸品の売れゆきが増したりしていると聞いている。
   それはそれで結構だが、矢張り平均値への反抗であってほしいと
   思う。手造り文化というのは、手でこしらえた武骨な味が大切なので
   はなく、飽くまで内容にあるのではないだろうか。

   ⇒ ユーモアな文章があったと思いきやこんか考えでしめくくる
     畑正憲さんの文章は好きだ。

  本音。今日本人が忘れかけていることなのかもしれない。
 
 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
  

0 件のコメント: