2011年9月16日金曜日

読書(244)★★★★ 五輪書 鎌田茂雄著


【今日の出来事】
  みなさん。こんばんは。先ほど中国シンセンから香港経由で帰ってきました。
 今回も貴重な体験ができました。3連休リフレッシュ後、再度中国に行く予定です。
 

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 今回も中国で色んな体験ができて「よかった」

【本の紹介】
  (244)  五輪書 鎌田茂雄著 講談社学術文庫
五輪書 (講談社学術文庫)五輪書 (講談社学術文庫)
鎌田 茂雄

講談社  1986-05-06
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 【本の構成】
  はしがき
  『五輪書』を読むにあたって
  地之巻
  水之巻
  火之巻
  風之巻
  空之巻
  兵法三十五箇条
  独行道
  
  という構成となっている。

 【キーワード】
  武士
  宮本武蔵
  
 【くまの感想】
  大分前から気になっていた本にやっと出会えて嬉しい。剣術に対して
  書いてあることが日常の生活や仕事に適用できそうな気がするのが
  不思議である。

  ■引用メモ■
   どんな仕事も学問も芸術も、少しずつ不断に継続することによって
   大いなる力となる。宮本武蔵の『五輪書』は朝鍛夕錬(ちょうたん
   せきれん)の稽古を説く。

   → 継続は力なり。なるほど納得である。

  ■引用メモ■
   武蔵が生きた道とは、神仏を頼まず、自分自身だけを信じて己
   れの力の全力を出しきって切り開いた境地であった。それは
   一切の甘えを捨てることであった。それは自らが自らに勝負する
   世界であった。

   → 自らが自らに勝負する世界。なかなか印象的な言葉である。

  ■引用メモ■
   人に勝つことは己れに勝つことである。それに勝つことは己れの
   欲心を無にすることである。真に勝つことを極めるのは人生の
   至極の道理に挑戦することなのである。これに挑戦することを
   志した者は、まず一日の初めに端坐正念し、今日一日を勝ち
   抜くための精神の構えをしっかりと確立する必要がある。見えざる
   敵に対してははっしと打つ気魄(きはく)をまず朝の精神の構え
   とする必要がある。

   → 日本人の心って感じがする。今このような精神で取り組んでいる
      人はどれくらいいるだろうか?

  ■引用メモ■
   目に見えないものについても拍子がある。武士の身にとっても拍子
   というものがあり、立身出世のとき、おちぶれたとき、いきのあうとき、
   いきのあわないとき、みな拍子がある。あるいは、商売の道でも
   財産家になるとき、財産を失うときというように、それぞれの道に
   よって拍子のちがいがあるものである。

   → 拍子。面白い表現である。

  当時、宮本武蔵は、後世の人にこれだけ読まれることを想像した
  であろうか? 少なくとも武士の世は永遠だとは思っていたかも
  しれないが・・・・。それにしても日常・仕事の心構えにも通じるので
  はないか?面白い。

 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

  

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