【今日の出来事】
今日は月曜日。12月はやっぱり早い。どんどんかけていくような感覚ですね。
今日は1冊の本のご紹介。
【本の紹介】
(23) イワシはどこへ消えたのか 魚の危機とレジーム・シフト 本田良一著 中公新書
【本の構成】
はじめに
プロローグ レジーム・シフトの誕生
第1章 マイワシの巻
第2章 マサバの巻
第3章 アンコウの巻
第4章 スケソウの巻
第5章 サンマの巻
第6章 水産庁の巻
第7章 人間の巻
エピローグ レジーム・シフトの父
あとがき
という構成でなっている。
【印象に残ったところ】
以前もイワシの話の新書を読んだ。大分理解が深まってきた。
レジームシフト: 大気-海洋-海洋生態系 という地球の仕組みの基本構造(レジーム)が
数十年の周期で転換するというもの。
レジームシフトにより、海水温が上昇し、ブリの回遊パターンが変化する。寒くなるとブリは南下して
若狭湾で越冬。それを寒ブリという。このレジームシフトにより海が暖かくなり、新潟や富山でも越冬する
ようになって若狭湾まで南下しなくなり、漁獲量が変化する。
秋田で有名なハタハタがあるときばったり採れなくなる。しかし、思わぬ救世主。なんとアンコウが
とれはじめたという例もある。90年に14トン、91年は51トン、92年は207トン、93~94年は200トン
ハタハタがまったく採れなくなった。92年を境に変化が現れている。自然を相手にしている漁業の人たちは
はらはらだ。
著者いわく
「温暖な海」から「寒冷な海」
「寒冷な海」から「温暖な海」へ
数十年周期で海洋環境を変えるのは、地球規模での大気の動きであり、大気は逆に海洋の影響を受けている
と考えられている。レジーム・シフトとは、地球が息をしている、ともいえる。
なるほど、うまいたとえだ。イメージはよくわかる。
今後、どのようなことが起こっていくのか?レジーム・シフトがどのように起こるのか?日本は海の幸に恵まれている
ほんと大切にしたい。
将来を担う子供たちと海の幸
これも図書館で出会った一冊! ありがと!
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