2010年11月13日土曜日

読書(363)★★★ サントリーの嗅覚 片山修著

【今日の出来事】
 みなさん。おはようございます。今朝は5時おきの「くま」です。
 昨日は職場の仲間に第一弾の「送別会」を実施してもらいました。

 人間関係色々あったけれど、同じ仕事をやってきた仲間との飲み会
  
 楽しいひとときを過ごすことができました。そしてその「つながり」は財産
 そして感謝でした。


『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 同じ仕事をやってきた仲間との飲み会、貴重な財産となって「よかった」

【本の紹介】
 (363) サントリーの嗅覚 片山修著 小学館文庫
       
サントリーの嗅覚 (小学館文庫)サントリーの嗅覚 (小学館文庫)
片山 修

小学館 1999-11
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 【本の構成】
  第一章 熟成に賭ける匠たち
  第二章 大地と太陽と愛情に育まれて
  第三章 味わいとキレをきわめる
  第四章 時代の嗜好を読む
 
  という構成となっている。

 【キーワード】
  サントリー

 【くまの感想】
  この本は、今から10年前に書かれた本であるが、おもしろかった。

  一貫した方針をもつ企業の取り組みの話はとってもおもしろい。
  ましてやある意味 生き物と勝負する世界。日々変化するものを一定の品質に
  していく技術、そんな芸当ができる日本は、やはり誇るべきものがある。

  今、コスト、お客様が海外にいるという点から日本の企業は海外にどんどん進出
  していっている。ある意味技術輸出が行われているわけだ。

  円高の概念を取り入れると、「技術高」なのだ。益々「技術高」になるためには?

  を考えていく日本。がんばらねば。

  ■引用メモ■
  ウィスキーは、樽に詰められて、貯蔵庫で五年、十年、二十年と歳月を経ることに
  よって、琥珀色に染まり、まろやかな香味を醸し出していく。まさに、永遠の時間の
  なかで息づいているのがウイスキーである。

  ⇒ これはおもしろい、すなわち、今は、五年、十年、二十年先のものを作っている
     のだから。さらに、人間の成長するかのように、ウィスキーは成長していくのだと
     いう。興味深い。

  ■引用メモ■
   イギリスやスコットランドでは、ビールづくりに使った上面酵母を活用してウィスキー
   をつくっています。つまり、ウイスキー工場は、ビール工場から酵母をもらってきて、
   それを使ってウイスキーをつくっているんです。そうした方が安定してよいといわれて
   いるのです。

   ⇒ これ、驚きだ。

   そして、
 
  ■引用メモ■
   ウイスキーと(ビールとの)の違いといえば、ビールでは、使用した酵母を何度も
   使うのが特色だ。ウイスキーでは、もとより酵母は一度しか使用されない。

   ⇒ ビールとウイスキー まさに親戚だけれど、ウイスキーは繊細というか、1回の
     勝負なのだ。

   楽しくよませていただいた本であった。ありがと。感謝!

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがとうございます。
 感謝!ツイてる!

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