2010年11月11日木曜日

読書(360)★★★★ この国を出よ 大前研一×柳井正 著

【今日の出来事】
 おはようございます。
 昨日から仕事で山形県米沢市の方に来ております。
 今日夕方関西に戻りとなりますが、満喫していきたいと思っています。

 そして、

 祝! 今年の目標読書360冊 本日達成しました。

 うれしー。あとは12月末までに何冊いけるか、記録に挑戦。そして、来年の
 目標を立てます。


『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 米沢でリフレッシュできて「よかった」
  ■ 今年の読書目標360冊 達成できて「よかった」 いろんな本との出会い
     楽しんでいます。


【本の紹介】
 (360) この国を出よ 大前研一×柳井正 著 小学館
      
この国を出よこの国を出よ
大前 研一 柳井 正

小学館 2010-09-29
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 【本の構成】
  プロローグ おう黙っていられない 柳井正
  第1章<現状分析>
    絶望的状況なのに能天気な日本人

  第2章<政治家と官僚の罪>
    誰がこの国をダメにしたのか?

  第3章<企業と個人の”失敗”>
    変化を嫌う若者だらけの国を「日本病」と呼ぶ

  第4章<ビジネスマンの「稼ぐ力」>
    「理想の仕事」探しより「自分で食える」人間になれ

  第5章<企業の「稼ぐ力」>
    21世紀のビジネスに「ホーム」も「アウェー」もない

  第6章<国家の「稼ぐ力」>
    日本再生のための”経営改革案”を提示する

  エピローグ 日本を出よ!そして日本へ戻れ 大前研一

  という構成となっている。

 【キーワード】
  柳井正さんと大前研一さん
  日本を語る

 【くまの感想】
  まさに最強のお二人が語る 日本。
  お二方どちらも、きっぱりいいきるところはとっても読んでいて歯切れがいい。

  そしてビジョンを見ながら、そして過去を見ながら、今を分析し語る
  とっても参考となる本だ。

  ■引用メモ■
  「国家の滅亡」が危惧される状況であり、ここまでくれば、まず財政再建を優先し、
  異常値を下げることに全力を尽くすのが政治家の務めであるはずです。しかし、
  この国のリーダーたちはまったく正反対のことばかりやっています。

  ⇒ 共感。

  ■引用メモ■
  なぜ日本の生命線と呼ぶべき貿易の分野で赤字が生まれたのか?それは、
  巷間言われるリーマン・ショックによる世界不況のせいでも、原油高が原因
  でもありません。日本国内で作られる工業製品が国際競争力を失ってしまった
  からです。今や世界で最も高い人件費や厳しい規制などによって日本から
  多くの製造業が出て行ったばかりか、中国やタイ、ベトナムなどに立地した
  日本資本の企業が作った製品を輸入する国に変わってしまったのです。

  ⇒ 将来の日本 どうあるべきか? 少し不安になりますが、現実に目を
     向けるのは大切なこと。

  ■引用メモ■
  要するに「企業側が何を売りたいか」ではなく、「顧客は何を求めているか」
  を追求するのがビジネスなのです。自分たちがどんなに良いと思える
  商品を作っても、それが顧客の望むものでない限り、独りよがりに過ぎず、
  結果にも繋がらないのです。

  ⇒ ドラッカーの影響を受ける柳井さんのコメントはおもしろい。私も
    この考え方を仕事に生かしたい。

  ■引用メモ■
  僕は、国際社会の中において日本が弱いのは、島国という地理上、異文化を
  融合しなかった点にあると考えています。その結果、海外にビジネス展開
  しても、現地の人間と価値観や考え方の違いに柔軟に対応できずに失敗して
  しまうのです。
  
  ⇒ まさに実際に経験しての日本感。


  参考となるところが沢山あり、いろんな事がつまっているお勧め本です。
  これからの日本しっかり考えたい。

 【著者からのおすすめ本 本つながり】

  
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 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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