2010年1月22日金曜日

読書(30) ☆☆☆ 大臣 増補版 菅 直人著 -¥800-

【今日の出来事】
 今週は、今年初の5日連続勤務でした。少し長く感じますね。
 今日はリフレッシュで本屋に寄ってどっさり本を買い込みました。
 それはまたご紹介します。

 本日は、民主党の菅直人さんの著書のご紹介。

【本の紹介】
 (30) 大臣 増補版 菅 直人著  岩波新書
    


 【本の構成】
    増補版のためのまえがき
    序章  民主党政権、始動
  第1部 大臣とは何か   1996年の厚生大臣の経験から
    第1章 議員内閣制における大臣
    第2章 大臣の任期から考える
    第3章 大臣三百日で見えたもの
    第4章 大臣の仕事
  第2部 政治主導への転換  民主党政権の課題
    第5章 イギリスと日本の「政と官」 イギリス視察から見えたこと
    第6章 国民主権への道 民主党政権は政治主導をどう進めるか
    あとがき
    資料1 「政・官の在り方」
    資料2 「予算編成等の在り方の改革について」

  という構成でなっている。

 【印象に残ったところ】
  ずばり、先日読んだ安倍晋太郎さんの著書「美しい国へ」の方が心を打たれました。
  
  なぜか?
  
  抽象的だが、安倍さんの著書には熱いもの、ビジョンを感じた。それができるかどうかは
  別として、政治化には熱いビジョンがあるというのは必要なのではないだろうか?
  私は、民主党を応援しているが、正直な感想。

  しかし、官僚体質がとってもよくないことが、さらに知ることができた。
  ご自身の300日の厚生大臣のご経験からそれが伝わってくる。
  
  でも正直な話、裏方でひっそりとして発言もしない、官僚の人たちの著書や意見を
  じっくり訊いてみたい。
  誰か本を書いていないのだろうか?

  著者曰く
  大臣就任後、何もわからない状況の中で、いきなり就任記者会見に臨む時に、
  官僚が用意した文章を読まされる、というか、読むしかすべがない。そこには官僚の
  都合のいいように書かれており、最初に発言した手前、その方針はくつがえされないという
  
  こうゆう風習がずーーーーっと続いていたというのだ。

  今回 民主党政権をとって組閣された時の会見は、まさにそんなことを意識しているのだという。
  おもしろいではないですか。

  民主党の目指す「国民主権国家」 これまでは違ったのか?
  著者いわく

  「官僚主義国家」だったと。

  さて頭脳明晰な官僚の方達、これからどう生きていくのだろうか?
  きっとそんな表面的なことではくつがえらないようにシステム化され、影の存在として
  存在感を示していくのだろうか?


  これも図書館で出会った1冊!ありがと。
  

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