2010年1月13日水曜日

読書(19) ☆☆☆ 昆虫 驚異の微小脳 -¥840-

【今日の出来事】
 皆さんこんばんは。今日は寒かったですねー。通勤徒歩をしている初期段階では凍えそうでした。
 後半はあったまってきましたが・・・・

 本日は2冊の本のご紹介。まずは昆虫の本。

【本の紹介】
 (19) 昆虫 驚異の微小脳  水波 誠著  中公新書
    

 【本の構成】
  はじめに
  第1章   昆虫の繁栄を支える小さな脳
  第2章   ファーブルから現代まで
  第3章   複眼は昆虫の何をものがたるか
  第4章   単眼はどんな働きをしているか
  第5章   空を飛ぶしくみ
  第6章   匂いを感じるしくみ
  第7章   キノコ体は景色の記憶に関わる
  第8章   匂いの学習と記憶
  第9章   ミツバチのダンス
  第10章  ハチやアリの帰巣と偏光コンパス
  第11章  微小脳と巨大脳
  あとがき

  という構成でなっている。

 【印象に残ったところ】
  はじめに著者曰く
   地球上のどこに行こうと、陸地であれば昆虫のいない場所はほとんどない。
  と

  ハエやハチの視覚の特徴の一つは、時間的な解像度が高いこと
  ちらつき融合頻度=1秒間に何回の明暗の変化を見分けることができるか?

  カタツムリ: 4ヘルツ
  ヒト    : 15~60ヘルツ
  ハエ   :  150ヘルツ
  
  人は蛍光灯のチラツキを感じ取れないが、ハエ君はこれを感じ取れるという。
  これらの差を著者は、動物によって時間間隔が違うことを意味しているかもしれないという。
  ⇒なるほど。興味深い。

  その他、
  ・ 匂い源を探索するロボット
  ・ ゴキブリの脳手術後の行動パターンの分析
  ・ ミツバチの8の字ダンスの分析
   そして、ミツバチは1日の時刻を知り、その時刻の太陽の位置を覚えているという

  などなど
  まだまだ解明されていない昆虫の生体メカニズムのことについて書かれている。
  日頃何気なくいる昆虫。その生命。そして生体メカニズムはすごい奥深い。

  また地道な研究者達がそのバックグラウンドにいることを知った。

  これも図書館で出会った1冊!ありがと!



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