2010年10月27日水曜日

読書(339)★★★★ 2011年新聞・テレビ消滅 佐々木俊尚著

【今日の出来事】
  みなさん。おはようございます。4時起き実践中の「くま」です。
  腰痛は大分よくなりました。慣れない荷物などを急に持ち上げたり
  するのは禁物ですね。

  一昨日の仕事のトラブル。周囲の協力をいただき、昨日リカバー
  できました。感謝の一日でした。


『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 仕事のトラブルもリカバー、周囲の協力者の存在にあらためて
     気づけて「よかった」感謝!

【本の紹介】
  (339) 2011年新聞・テレビ消滅 佐々木俊尚著 文藝春秋
       
2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)
佐々木 俊尚

文藝春秋 2009-07
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 【本の構成】
  プロローグ
  第1章   マスの時代は終わった
  第2章   新聞の敗戦
  第3章   さあ、次はテレビの番だ
  第4章   プラットフォーム戦争が幕を開ける
  あとがき

  という構成となっている。

 【キーワード】
  マスメディアの終焉
  新しいプラットフォーム

 【くまの感想】
  まさに、同感。共感。
  もう時代は変わりつつある。デジタルネイティブの世代が社会人になって
  くるとさらに加速が進んでいくのだと思う。

  テレビ・新聞の存在。

  著者は、2011年がそのターニングポイントだと主張する。
  マルコムグラッドウェル風に言うと「ティッピングポイント」なのだろう。

  あー。今のテレビが使えなくなるんだー。早く買い換えないと・・・
  一般の我々は自然に従っているが、悪くいうと踊らされているのかも
  しれないし。あるべき姿に向かっているのかもしれない。

  ■引用メモ■
  四年前、アメリカではテレビの広告費が急減し始め、多くの業界人を
  驚かせた。クライアントがいっせいにテレビからネットへとシフトし始め
  たからだ。そして同じ状況が2008年、日本でも起きた。
   アメリカでは、2008年、多くの新聞が倒れ、多くの街から伝統ある
  地方紙が消え、「新聞消滅元年」となった。いままでもそうだったように
  アメリカのメディア業界で起きたことはつねに三年後に日本でも起きる。
  すべては約束された宿命なのだ。

  ⇒ まさにそんな予感がする。

  ■引用メモ■
  そして、この2011年は、テレビ業界にとってもは二つの大きなターニング
  ポイントの年である。アナログ波の停波による完全地デジ化と、情報通信法
  の施行だ。この二つの転回点によって、テレビはこれまでの垂直統合モデル
  をはぎ取られ、電波利権はなんの意味も持たなくなり、劇的な業界構造転換
  の波へとさらされるだろう。

  ⇒ テレビの垂直統合モデルが他の形態に移っていく。それは興味深い。

  ■引用メモ■
  しかし いまメディアの空間からもマスはなくなりつつある。みんなが読んでいる
  雑誌、みんなが講読している新聞というものはなくなるつつあって、それぞれの
  圏域の情報を伝えるメディアだけが重宝され、読まれるようになってきているのだ。

  ⇒ みんなが・・・によりコストが下がってきたマスメディア。その形態が変わると
     現行のシステムでは立ち行かなくなり、個々の小さなメディアがつながりを
     もち、結果みんなが見るというメディアに変わるのだろう。やはりツイッター
     やフェースブックのような存在のシステムが有用となる。

  ■引用メモ■
  でもユーチューブやニコニコ動画が出てきて、「一対一」ではないテレビの見方
  が現れた。テレビ番組をネタにして、みんなでコミュニケーションを楽しむという
  「ネタ視聴」というのが出てきたのである。
  ⇒ これは、意外とおもしろいことは私もツイッターなどで体験した。見ている
     テレビにつぶやくだけで、あー。こうゆう見方があるんだとTVを楽しむ
     ことができた。またユーストリームでも同じ現象が見られた。

  2011年 日本のメディアはどう変貌をとげるのか? せっかく変わるのだから
  楽しいものになっていって欲しいというのが、私の望みであるし、楽しんでいき
  たいと思う。

  でも古くていいものもあるはずであり、それは残していければ最高だと思う。


 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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