【今日の出来事】
みなさん。こんにちは。
今日の明石は少し曇り空。もうすぐ雨が降りそうな気配をかもし出しております。
腰痛も大分よくなり、明日の仕事も支障がなさそうです。
今日は家族サービス 「くま特性手作りビーフシチュー」を作る予定です。
『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 腰痛も大分緩和されて「よかった」
【本の紹介】
(336) 電子書籍の衝撃 本はいかに崩壊し、いかに復活するか?
佐々木俊尚著 推書Discover
電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書) 佐々木 俊尚 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2010-04-15 売り上げランキング : 8646 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
はじめに
第1章 iPadとキンドルは、何を変えるのか?
第2章 電子ブック・プラットフォーム戦争
第3章 セルフパブリッシングの時代へ
第4章 日本の出版文化はなぜダメになったのか
終章 本の未来
あとがき
という構成となっている。
【キーワード】
電子書籍
【くまの感想】
この著書もいい。私は佐々木俊尚さんの「仕事をするのにオフィスはいらない」
という本が大好きだ。まさに私の夢の仕事スタイル(=ノマドワーキング)だ。
そして、本書もナイスタイミングで現れた。まぁ。出されて大分経っているので
遅ればせながら読みましたという状況である。
電子書籍 今本当にどうなるか?日本はどんな形で普及していくのか?
これから興味があるところだ。
その点、アメリカは、割とサクサク展開されているイメージがあったが、本書を
読むとアメリカでも色々な騒ぎがあったようだ。
著者は始めにこう語る
■引用メモ■
電子ブックが紙の本にかわる、あるいは紙の本を補完する社会のインフラ
として定着していくためには、同じように電子ブックを取り巻く生態系が形成
されていかなければなりません。
その生態系を完成させるには、いくつかのピースが必要です。
第一に、電子ブックを読むのに適した機器(デバイス)が普及してくること。
第二に、本を購入し、読むための最適化されたプラットフォームが出現して
くること。
第三に、有名作家か無名のアマチュアかという属性が剥ぎ取られ、本が
フラット化していくこと。
第四に、電子ブックと読者が素晴らしい出会いの機会をもたらす新しい
マッチングモデルが構築されてくること。
とある。
⇒ なるほどだ。私が少しまだ違和感があるのがこの四つの要素がまさに
過渡的だからだ。第一はもちろん、第二のプラットフォームの問題は
日本では大きな壁だ。出版関係の雇用や利権が損なわれていく問題は
深刻だし、抵抗はきっと大きいのだと思う。
■引用メモ■
ではいったい何が、電子ブックリーダーの戦争のゆくえを決めるのでしょうか?
それは「プラットフォーム」です。
プラットフォームというのは、「土台」「システム」のこと。つまりは「本を購入して
読む魅力的な基盤」を提供できたところこそが、強いプラットフォーマーとして
本の世界に君臨していくということです。
⇒ まさにこれからどうゆう形となっていくのか?見極めたい。
■引用メモ■
日本の本の流通システムが硬直化してしまっていることです。
日本では、多くの場合、本は出版社から取次に卸され、取次が
全国の書店に配本しています。取次が流通のプラットフォームとして
確立しているわけです。
しかし、もし電子ブックが普及して出版社や書き手が直接電子ブック
のプラットフォームやディストリビューターとやりとりするようになって
しまうと、取次は存在意義をなくしてしまい、書店も潰れてしまいます。
⇒ 最初の日本への普及の大きな壁、この流通システムの硬直化。
想像するだけで反発を生む要素だ。
また、著者は音楽業界で既に到来している現象を分析した上、
本の世界の予想をこう書いている。
■引用メモ■
第一に、ソーシャルメディアを駆使して書き手が読者とダイレクトに
接続する環境が生まれ、それによって書き手のいる空間がひとつの
「場」となっていくこと。
第二に、電子ブックによってパッケージとしての紙の本は意味を失い
コミュニティの中で本が読まれるようになっていくこと。
第三に、セルフパブリッシングの世界では大手出版社かどうかは
意味がなくなり、中小出版社でもあるいはセルフパブリッシングする
個人でも、購読空間の中で同じようにフラット化していくこと。
⇒ 特に第三の項目 セルフパブリッシングについては、興味深い。
私も本が書けるようになる・・・・まさに夢のような出来事だ。
(もちろん、素養は必要であるが・・・・)
著者も触れているが、今、世に出ている本。沢山ありすぎて、本当に
いい本の存在がうすれているのは事実である。ネットの書評ブログや
同じ方向性をもった人の勧める本やその反対の人が進める本など
もっともっといい本にめぐり合うためには、この電子書籍の動きは
消費者にとって、これからの日本を支える人々には大切なことでは
ないだろうか?
まさにそんな理解を助けてくれた1冊であった。
出会えた本に感謝。
いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!
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