2010年10月16日土曜日

読書(322)★★★★ 数学で読み解くあなたの一日 ジェイソン・I・ブラウン著

【今日の出来事】
 みなさん。おはようございます。4時起き実践中の「くま」です。
 今日は、次女(幼稚園年長)の運動会です。長女が同じ幼稚園に4年、次女は3年
 行きましたので7年お世話になりました。
 付き合いは深いものになりますね。

 そして、最後の運動会と思うとちょっぴり寂しい感じもします。

 今日は次女の成長ぶりをみて、感動そして応援しようと思います。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 今週は色々人間関係悩んだが、前進あるのみと思えて「よかった」
  ■ 会社に入って初めて自分の希望を上司に発信することができて「よかった」

【本の紹介】
  コミュニティー 本が好き! からの献本御礼!

  (322) 数学で読み解くあなたの一日 ジェイソン・I・ブラウン著 田淵健太訳
        早川書房
       
数学で読み解くあなたの一日

数学で読み解くあなたの一日

価格:2,100円(税込、送料別)


↑これは楽天だよ。

 【本の構成】
  1 番号札をお取りください
  2 みんなの換算教室
  3 一つのグラフは千の言葉に匹敵する
  4 統計の話
  5 数独はいかが?
  6 確率、決定、恐怖の要因 
  7 改装と幾何学
  8 ロングテール、あるいは、逃さなかった魚!
  9 ネットワーク、名声、偶然の一致
  10 素数でインターネットバンキング
  11 自然、芸術、フラクタル
  12 セックス、数学、ロックンロール
  13 数学にできること
  謝辞
  訳者あとがき

  という構成となっている。

 【キーワード】
  まさに数学を楽しむ

 【くまの感想】
  この本 おもしろかった。ほんとに数学が好きな人が書いたという
  思いが伝わってくる。

  しかし、数学が苦手な人はやはり、少し難しいと思う。

  クイズ感覚で数字を楽しむのが好きな人は、きっとはまると思う。

  例えば

  ■引用メモ■
  暗算で六を掛けるのを早くやるには、五を掛けて元の数を足せばいい。
  五を掛けるかわりに、10を掛けて(つまり、ゼロを加え)、半分に割れば
  さらに早いことがわかる。したがって、脈拍を十六数えたら、10を掛けて
  160にする。これを半分に割って80、それから元の数字の16を加える
  と96になり、これが一分間あたりの心拍数だ。
 
  ⇒ というような感じだ。これはこの本の中では、序の口だが、私はこの手
     の話が好きなほうである。

  九去法 の驚き
  私はこれを知らなかった。電卓に頼らずに、間違いを見つけるのに役立つ手法

  $3468+(24×$437) =  $13966 ?

  これを検算するのに下記の方法を使う

  ■ 3468を21で置き換え(3+4+6+8=21)、これを3で置き換える(2+1=3)。
  ■ 24を6に置き換える(2+4=6)
  ■ 437を14で置き換え(4+3+7=14)、これをもう一度、5で置き換える(1+4=5)

  もとの式 $3468+(24×$437)を 3+(6×5) と置き換え、その答え33を
  さらに6に置き換える(3+3=6)

  そして 右辺の13966を同様に置き換えると25となり、さらに7に置き換える。

  左辺は6 右辺は7で違うので答えはどこかで間違っているという検算になる。

  右辺の正しい答えは$13956 すなわち6となるのである。

  たまげました。不思議、騙された気がする。その後に簡単な説明がありますが、
  理解トライしてみてください。

  
  その他
  ■ 次元解析の話 私はこの考え方を大学受験の化学や物理に当てはめ大変
               役立ったのでなつかしい。今でも利用している。

  ■ 23人いれば、同じ誕生日である確率が49%となる話。
              これは、どこかの機会で試してみたいと思う

  ■ 囚人のジレンマの話 これは有名ですね。これに効用の考え方を入れ
              地球温暖化抑制への解決方法を提案しているのは
              興味深い

  ■ ロングテールの話。 これはアマゾンの例でも有名ですね。無限に多くの
              数の足し算の不思議。

  ■ グーグルの検索能力、ページランクに固有値が使われていることを知った。

  ■ 黄金比の話  これはよくTVでも言われているが、昔の芸術作品には黄金比
              を目にする。もちろん現代の商品、芸術作品にも。

  ■ フラクタルの話 これは大変おもしろかった。樹木がフラクタルで表現できる
              のには驚いた。自然界はフラクタルで満ち溢れているのだろうか?

  
  というように、数学を愛している著者が、日常の問題や現象を数学で説明して
  くれている。知らず知らずにそこに接している(例えばグーグル検索)ので
  うれしくなる。

  ただ、この本は決して速読はできないと思う。見るだけでは理解できないので。


 【くまのアクション もしくは 想い】 
  日常にある数学で説明できる現象や商品に接してみよう。何か新しい解が
  得られるかも。


 出会えた本に感謝。

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