2010年8月6日金曜日

読書(245)☆☆☆☆ 行動経済学入門 真壁昭夫著

【今日の出来事】
 みなさんこんばんは。暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?
 私は3日間 岡山の総社市で研修をしており、会社とは違った体験をしました。
 なんといっても大学院生達とともに時間を過ごしたことです。

 私自身当時のことを振り返ることができました。もう14年ほど前の話ですが・・・・
 今週も終わり、明日から休みという人も多いのではないでしょうか?
 いい夏休み満喫してください。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 研修で大学院生と接し、競合他社の人とも接しいい体験ができて「よかった」

【本の紹介】
 (245) 行動経済学入門 真壁昭夫著 ダイヤモンド社
       
行動経済学入門

行動経済学入門

価格:1,890円(税込、送料別)


 【本の構成】
  
  第1章  「心」と出会った経済学 行動経済学は何を変えたのか?
    1 経済学は「どこで」現実に気がついたのか?
    2 行動経済学で「何が」できるのか?
    3 不合理な意思決定の源は脳にあり! 神経経済学入門
  
  第2章  なぜ合理的に決められないのか? 損失を恐れてダマされる心
    1 「プロスペクト理論」 人間の「価値」の計り方を理論化する
    2 認知的不協和    「明らかにおかしな選択肢」はなぜ選ばれるのか?
    3 心理勘定       心の会計処理は矛盾だらけ
    4 フレーミング効果とコントロール願望 私たちの決断は、なぜかくも「もろい」のか?
  
  第3章 直感はどこまで当てになるのか?  何度も同じワナにハマる心
    1 ヒューリスティック 勘を信用しすぎる人間たち
    2 初頭効果と代表性バイアス 情報の受け取り方ですべてが変わる
    3 私たちは、自ら進んで確率にだまされる
  
  第4章 行動経済学はどこまで応用できるのか? 市場分析から政策提言まで
    1 市場のダイナミクスを行動経済学で解く!
    2 ケースで学ぶ、行動ファイナンスとその応用
    3 デフレは止められるのか? 政策実行のツールとしての行動経済学
  あとがき
  参考文献

  という構成となっている。

 【キーワード】
  行動経済学
  なぜそんな行動をとってしまうのか? 

 【くまの感想】
  前々から行動経済学の本を読んでみたいと思っていた。
  なぜ同じ事を繰り返してしまうのか?
  わかっていても、その渦中にいるとのめりこんでしまうその本能というか心理は
  どうなのか?

  入門書として、入り込むのには最適の本だ。

  ■メモ■
   ・ 最初の頃、資源配分や価値分配のプロセスでの価値機能が重視され、
     経済の理論が発展していった。ここでいう価格とは、買いたいという人と、
     売りたいという人が折り合う値段のことである。
     ⇒当たり前のことであるが、納得。

   ・ 「行動ファイナンス」の概要をつかむにあたって、なぜバブルが発生するのか
     を考えることは大きな示唆を与えてくれる。バブルの発生を考えることによって
     逆の経路から市場の非効率性や、投資家(人間)の意思決定の非合理的な
     側面を考察することができるからだ。これは行動ファイナンスの本質をとらえる
     上で、有用な分析プロセスでもある。

   ・ なぜ、こうした後悔の念を多くの投資家は経験してしまうのだろう。1つ考えられる
     のは、そこに脳の働きが介在していることだ。
     ⇒ これは、知りたいというか、本質なんだ。

   ・ 同じ内容の情報であるにもかかわらず、情報の受け取り方によって大きく印象が
     異なるという経験をされたkとはないだろうか。
     ⇒ なるほど。これはよくある。

   ・ 「初頭効果」 人間がさまざまな情報を頭の中に入れたとき、最初の方に入力された
     情報が意識の中で大きな印象になって残り、それが、情報全体に対する感覚を
     支配してしまうこと、となる。
     ⇒ 不思議な感覚だ。正解・不正解にかかわらず、支配するとなると恐ろしい。

   この本はとっても参考になる。この他色々な例が示してある。何度も読み理解を深めて
   いきたい1冊である。

 【くまのアクション】 
   心理的な行動をとっていることを理解しよう。


 出会えた本に感謝。

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