2010年8月20日金曜日

読書(256)★★★ アメリカの不運、日本の不幸 中西輝政著

【今日の出来事】
 みなさん おはようございます。4時起き実践中の「くま」です。
 暑い日がほんと続きますねー。

 現場でテストをしたりするとクーラーは効いているとはいえ、汗だく。
 それはそれでやった気分になるから不思議です。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 夏真っ盛り 日本の四季 夏を味わえてるので「よかった」
  
【本の紹介】
 (256) アメリカの不運、日本の不幸 中西輝政著 幻冬舎
       
アメリカの不運、日本の不幸

アメリカの不運、日本の不幸

価格:1,000円(税込、送料別)


 【本の構成】
  はじめに
  1   ラテン・アメリカ化する底抜け日本
  2   ローマ型衰亡へと向かう超大国
  3   政権交代のワナ  人気取り政治
  4   オバマは期待はずれなのか
  5   日本人が知らないアメリカの見方   「三つの誕生」と「四つのアメリカ」
  おわりに

 【キーワード】
  アメリカと日本

 【くまの感想】
  この本、全体的に辛口。いろんな味方を見る上で参考となる。

  はじめに で著者はこう主張する
  
  本書のメッセージはむしろ、いかなる選択を考えるにせよ、日本はまず
  「自らの身を端す」こと、つまり、この危うい衰亡の危機から一日も早く
  離脱し、大きな未来を考えることのできる国内社会の状態に戻す大切さを
  力説することになる。

  と。

  ところどころ、の主張をメモしてみると。

  ■メモ■
  ・ つまり、昨年の選挙で民主党が圧勝したのは、決してそのマニュフェストに
    国民が賛同したからではないのである。⇒ 私は読んだけどな。

  ・ あの民主党の圧勝は、決して「民主党支持」の民意を示したものではなく、
    単に自民党政権を拒否した結果にすぎないのである。・・・略・・・
    もっと言えば、「郵政選挙が今回の政権交代をもたらした」とさえ思われる
    のである。⇒ おもしろい見方。その後、クーポン選挙といわれるやり方で
    圧勝したイギリスのロイドジョージの例を示してくれる。

    まさに自分を支持する候補者だけを公認する選挙。しかし最終的に破壊的な
    結末を迎えるという、今の自民党と同じ道を歩んだという。

  ・ マッカーサーと昭和天皇が並んだ写真
    日本国民にとって天皇陛下がいかに価値あるものかを知っていたマッカーサーは
    、日本国民に、あの写真によって誰が日本の支配者なのか、を明確に示そうと
    したのである。そして、あの写真を見た日本人は、こぞってマッカーサーこそが
    この国の支配者と受けとめ、GHQへの全面服従へと向かった。
    ⇒この解釈は、前回読んだ「昭和天皇論 小林よしのり著」とは異なる解釈だ。

  ・ マスメディアの力は恐ろしいものがある。近年、国民の投票行動の行方は
    圧倒的にテレビで決まる。そのテレビに間接的に影響を与えるのは新聞だ。
    ⇒ 今後どうなっていくのだろうか? ツイッターなどが出てくることも考えられる。
       確かにテレビの力はすごい。小泉首相はこのメディアを利用したとも
       いえるかもしれない。「小泉劇場」

  ・ そもそも、世界中で、日本人ほどアメリカを知らない国民はいないだろう。
    そこには濃厚な「関わり」の歴史があるから、「知ってるつもり」の危うさ、
    あるだろう。しかし、一番の原因は、そもそも日本人が歴史というものの
    もっている重さに十分気づいていないことだと思う。⇒ 確かにいえてる。

  はたして、今後、アメリカはどうなっていき、日本はどうしていくのだろうか?
  心配になるが、重要なこと。一人ひとりがちゃんと考えるべき問題。
 

 【くまのアクション】 
  世界観を持って、日本の未来を考えてみよう。今の状況は続かないことも
  きっとあるから。


 出会えた本に感謝。

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