【今日の出来事】
本日2冊目のご紹介は、これまた自民党のキーマン達の発言集。今読むと
参考になる。
【本の紹介】
(233) 自民党の底力 日本政策アカデミー「シンクタンク2005・日本」
非公開セミナー講演集 SEIKO SHOBO
【本の構成】
発刊によせて
小泉純一郎 「脱・官僚主義時代のシンクタンク」
中川秀直 「自民党の政策について」
武部 勤 「小泉内閣の総括」
舛添要一 「安倍内閣の課題」
石破 茂 「日本の防衛問題」
谷垣禎一 「日本経済の現状と課題」
中曽根康弘 「これからの日本の行方」
森 喜朗 「新政権下の政局展望」
竹中平蔵 「小泉改革の成果と今後の日本経済」
津島雄二 「税制改革と今後の社会保障」
丹羽雄哉 「少子高齢化に向けた社会保障の展望と課題」
あとがきにかえて
【キーワード】
自民党の底力
自民党キーマン達の考え
【くまの感想】
この本、今読むととってもおもしろく感じるのは私だけだろうか?
それぞれの自民党の有名人達がそれぞれの考えを述べてくれている。
マスコミには中々言えないことがちゃんと書いてあるところが面白い。
特に
舛添要一さんの安倍内閣への想い・要望
石破 茂さんの防衛に関する考え方
竹中平蔵さんの小泉改革での奮闘記
のところは、なるほど、うんうん。と読ませていただいた。
今の民主党にここまで意見できる人っているのだろうか?
少し心配になるのと、自民党の皆さん、こんなに人が多いのだからもっと
がんばれって応援したくなりますね。最近は、マスコミのせいもあるかも
しれないが、自民党員の皆さんの意見は、民主党の批判ばかり。
もっと自民党の考え方を主張することができるといいと思う。
■メモ■
・ 舛添要一さん
私たち自民党(当時)は健全な保守主義者です。
それでは、保守とは何か。
それは「大切なものを守るために改革をする」ということなんですね。
⇒保守って悪いイメージあるけれど、大事な考えかたですね。
・ 石破 茂さん
アジアの国々、例えばフィリピンにしてもインドネシアにしてもマレーシア
にしてもシンガポールにしても、「他の国の教科書が、太平洋戦争について
の歴史をどのように記述しているのか、そこに日本はどう描かれているのか」
ということについてよく考えるべきだと思います。
他の国との歴史認識のギャップが埋まらないと、わが国は今後、地域や
世界においてリーダーたり得ない。
・ 石破 茂さん
核に代わる抑止力を今、一生懸命にわが国が持とうとしているときに、なぜ
核を持とうというのか。私には理解できない。⇒ 代替抑止力ってどんなもの
なのだろうか?興味深い。
・ 中曽根康弘さん
ところが小選挙区制になったら党首論争、しかもテレビでしかほんどの有権者
は見ないから、結局、テレビ操作のうまい人が勝つ。つまり劇場型ということ。
これを見て取った小泉君の先見の明は鋭い。上着を脱ぎ捨て、クールビズだった。
⇒ こんなところに差があるとは思っていないが、そうなのかもしれない。
「小泉劇場」という言葉 流行しました。
・ 中曽根康弘さん
では、なぜ自民党が政権を維持し続けたのか。
それは失われた国権の回復をした。言うなれば、占領政策の是正。
鳩山(一郎)さんは、日ソ交渉をやって日本を国連に入れた。シベリアから
六万人の同胞を帰国させた。
岸(信介)さんは、日米安全保障条約を平等条約にした。
池田(勇人)さんは、日本を高度経済成長に導いた。
佐藤(栄作)さんは、韓国との国交を回復して、沖縄を取り返した。
田中の角(栄)さんは、中国との国交を結んだ。
このように自民党というのは、国権の回復に向けて、一生懸命やったものだ。
これは占領政策の是正だ。これを国民が支持した。
⇒なるほど。納得である。では、これからの政治家は何が求められている
のだろうか?そこが重要である。
そして、批判するわけでは、ないのであるが、森喜朗さんの話は他の人の発言
とジャンルが違いすぎで、笑ってしまった。歴史に残る首相ですね。
【くまのアクション】
自民党の歩んだ歴史を知ることが重要であることがわかった。もう少し勉強しよう。
ヒントをくれた。今民主党ができるのか? 自民党は受け継いでいるのか?
出会えた本に感謝。
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