【今日の出来事】
みなさん。こんにちは。今日は大雨。梅雨まっさかりの感じがします。蒸し暑い。
今週も出張が多かったせいか疲れが出て、微熱。ゆっくり家で過ごそうと思っています。
『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 体は少し疲れ気味だけれど、ゆっくり休めそうで「よかった」リフレッシュします。
【本の紹介】
(202) 魚のいない海 フィリップ・キュリー/イヴ・ミズレー著 勝川俊雄 監訳 林昌宏 訳
NTT出版
【本の構成】
監訳者まえがき
はじめに
第一章 最初の略奪
第二章 過剰漁業という意識の芽生え
第三章 漁業は無差別な狩猟か
第四章 発展する漁業テクノロジー
第五章 脆い自然と超捕食者
第六章 資源管理という最重要課題
第七章 過剰漁業の時代に魚を食べる
第八章 漁業の中核をなす海洋生態系
おわりに 海のゆくえ
付録 日本の漁業
訳者あとがき
注
索引
という構成でなっている。
【キーワード】
魚
今どうなっているのか?
【印象に残ったところ】
この本も、単純ながら「装丁」と「題名」に惹きつけられた。
日本は昔から漁業は重要。しかも、これから、日本は漁業に力をもっともっと入れていく
べきだと個人的には思っている。輸入に頼らなくとも自給できる国になっておかないと
とんでもないことが起こる。
この本は、今 海の生態系がどのような状況にあるのかを詳しく教えてくれる。
監訳者はこうきりだす。
■ 遠いフランスで刊行された魚の乱獲の話が、我々日本人に、何の関係があるだろう。
そう考える人も少なくないだろう。今日も、スーパーマーケットの鮮魚コーナーでは、
売れ残った大量の魚が半額セールで処分されている。「魚のいない海」など
日本の消費者には想像できないだろう。
と
⇒ どき。まさにそのとおりである。海の宝庫は限りないと私自身も信じている。
そして、こう続いている。
■ マグロの激減やヨーロッパウナギの絶滅危惧など、海外発のニュースに対して、
日本の消費者は値段が高くなる心配はするが、本当にいなくなるとは思っていないようだ。
しかし、多くの海産魚、特に大型の高級魚が激減しているのは、専門家の間では
周知の事実である。一部の科学者や資源保護団体が、話題作りのために大騒ぎ
をしているわけではない。日本を含む世界中の海で、水産資源は減少しているのだ。
と
⇒ 驚きというか衝撃だ。
■ 漁獲量の激減には、法則があるらしい。安定的であった漁獲量があるとき突然に
激減するのだという。何故なのか? 著書ではその要因として次の2つを挙げている。
① 漁業技術の改善など漁業努力の更なる向上
② 漁獲される魚の個体数の限界値があるということ
ということだ。まさにある閾値(しきい値)を超えたときに激減が起こるのだという。
自然の生態系が脅かされているともいえるのではないだろうか?
■ ディズニー映画でニモで人気のカクレクマノミ
クマノミ亜科の美しい小魚は、グループの個体構造に応じて性別が変化するのだという。
クマノミはグループで生活をし、グループには大きいオスとメスが一匹ずついて、あとの
残りは無性の小さなクマノミである。大きなメスが死んだ場合、交代要員として無性の
クマノミがメスに変身することができるのだという。しかし、この逆は不可能なのだという。
⇒ なんのためなのだろうか?不思議でならない。またこの生態系が壊された時に
絶滅の危機が出るのではないだろうか?と著者も心配している。
この本には他にも色々なことが書かれていて、少し心配になってくるが、大変勉強となった。
ありがと!感謝!
【くまのアクション】
魚のいない海 実は無関係ではなさそうだ。どうすればよいのだろうか?少し考えてみよう。
出会えた本に感謝。
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出会えた本に感謝。
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