【今日の出来事】
本日2冊目のご紹介は、「リスク」の話
【本の紹介】
(120) リスク 神々への反逆 ピーター・バーンスタイン著 青山護 訳
リスク―神々への反逆 ピーター・L. バーンスタイン Peter L. Bernstein 日本経済新聞社 1998-08 売り上げランキング : 135530 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
日本語版に寄せて
謝辞
はじめに
1200年以前 始まり
第1章 ギリシャの風とサイコロの役割
第2章 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと同じくらい簡単
1200~1700年 数々の注目すべき事実
第3章 ルネッサンスの賭博師
第4章 フレンチ・コネクション
第5章 驚くべき人物の驚くべき考え
1700~1900年 限りなき計測
第6章 人間の本質についての考察
第7章 事実上の確実性を求めて
第8章 非合理の超法則
第9章 壊れた脳を持つ男
第10章 サヤエンドウと危険
第11章 至福の構造
1900~1960年 曖昧性の塊りと正確性の追求
第12章 無知についての尺度
第13章 根本的に異なる概念
第14章 カロリー以外はすべて計測した男
第15章 とある株式仲買人の不思議なケース
未来へ 不確実性の探求
第16章 不変性の失敗
第17章 理論自警団
第18章 別の賭けの素晴らしい仕組み
第19章 野生の待ち伏せ
注
参考文献
人名索引
事項索引
という構成となっている。
【キーワード】
リスクとは?
【くまの感想】
日常一般に使われる「リスク」それは90%くらいの人達が、危険となる
項目をイメージしていることだろう。
この本を読むとそのこと以外に意味することが少しずつわかる。
しかし、長い、455ページを読みきるには、体力がいる。
■引用メモ■
「リスク(risk)」という言葉は、イタリア語のrisicareという言葉に由来する。
この言葉は「勇気を持って試みる」という意味を持っている。この観点
からすると、リスクは運命というよりは選択を意味している。われわれが
勇気を持ってとる行動は、われわれがどれほど自由に選択を行えるかに
依存しており、それはリスクの物語のすべてでもある。この物語こそ
リスクが人類にとって持つ意味を明らかにしてくれる。
⇒ 選択をするということ。そこにポイントがあるのである。
【著者からのおすすめ本 本つながり】
ゲームの理論と経済行動〈1〉 (ちくま学芸文庫) J.フォン ノイマン O. モルゲンシュテルン John Von Neumann 筑摩書房 2009-05-11 売り上げランキング : 97651 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ゲームの理論と経済行動〈2〉 (ちくま学芸文庫) J.フォン ノイマン O. モルゲンシュテルン John von Neumann 筑摩書房 2009-06-10 売り上げランキング : 133906 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ゲームの理論と経済行動〈3〉 (ちくま学芸文庫) J.フォン ノイマン O. モルゲンシュテルン John von Neumann 筑摩書房 2009-07-08 売り上げランキング : 128198 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
1 件のコメント:
これは興味深い本ですね。
リスクと言う言葉は、色々なところで使われていますが、使われている分野によって、少し定義がずれているようです。
ノイマンの「ゲームの理論と経済行動」は、いつかは読んでみたいと思いながら、なかなか手が回らないでいます。
コメントを投稿