2011年5月17日火曜日

読書(123)★★★ ミラーニューロン ジャコモ・リゾラッティ&コラド・シニガリア著

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。
 今日は日帰りですが、長野県の豊科に行ってきました。あずさに乗って
 の旅 楽しかったです。

 帰りはおいしいお蕎麦をいただきました。
  

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 小さい旅 楽しめて「よかった」
  □ おいしいお蕎麦を堪能できて「よかった」
  □ 仕事もなんとか順調で「よかった」

【本の紹介】
  (123)  ミラーニューロン ジャコモ・リゾラッティ&コラド・シニガリア著
         柴田裕之訳 茂木健一郎著
        
ミラーニューロンミラーニューロン
ジャコモ ・リゾラッティ コラド・シニガリア 茂木健一郎

紀伊國屋書店 2009-05-19
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 【本の構成】
  はじめに
  1 運動系
  2 行動する脳
  3 周りの空間
  4 行為の理解
  5 ヒトのミラーニューロン
  6 模倣と言語
  7 情動の共有
  解説
  訳者あとがき
  原注
  参考文献

  という構成となっている。

 【キーワード】
  ミラーニューロンとは?   

 【くまの感想】
  ミラーニューロンとはなんだろうか?
  考えてみるとなんとなくやっている行動がその機能を使っている
  ということを知ることができる。

  たとえば

  人がコップをつかむ行動、中々ロボットでも難易度が高い。
  そこには視覚情報により、手が動き始めると同時にその取っ手
  の形に合った、手の動きをしている。

  という

  すごい。意識することなく、機能していること、まさに神秘なのだ
  日々健康であることと気づかないことと同じくらい。

  脳の機能・役割には感謝しないといけないのかもしれない。

  ■引用メモ■
   1990年代初頭に発見されたミラーニューロンは、私たちが
   他者の行為を認識するときばかりかその意図を認識する
   ときにさえ、何をおいても自分の運動のレパートリーに
   依存していることを示している。物をつかむといった基本的 
   な行為から、たとえばピアノでソナタを演奏したり、込み入った
   ダンスのステップを踏んだりするという特別の技能を要する
   もっと高度な行為に至るまで、脳はミラーニューロンの
   おかげで、自分が観察した動きを実際に自分自身で行える
   動きと照らし合わせられるし、それによって、その意味を
   正しく評価することもできる。

   → なんとも興味深い機能である。

  ■引用メモ■
   何より難しいのは、認知作業と混同することなくこの行為を
   はっきり心に思い描くことだ。動作による伝達や動作の理解
   は、私の意図と他社の動作との相互関係や、私の動作と、
   他の人々の行為の中に認められる意図との相互関係を
   通じて生じる。それはまるで相手の意図が私の体内に入り込み、
   私の意図が相手の体内に入り込んだかのようだ。私が
   目にする動作は、何らかの意図的な対象を表現している。

   → これも興味深い。信じられない。

  脳科学って、まだまだわからないことが沢山あるという
  しかし、いろんな機能を知ることで、その未知なる部分を
  活用することは非常に大事だし、可能性を秘めているとも
  いえるのではないだろうか?

 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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