2011年5月9日月曜日

読書(113)★★★★ 無趣味のすすめ 村上 龍著

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。
 GW明け、リズムが取り戻せない人も多かったかと思います。
 私は5/6(金)に出勤していたので割りとリズムは取り戻せました。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ GW明けの仕事開始リズムも取り戻せて「よかった」

【本の紹介】


  (113) 無趣味のすすめ 村上 龍著 幻冬舎文庫
無趣味のすすめ 拡大決定版 (幻冬舎文庫)無趣味のすすめ 拡大決定版 (幻冬舎文庫)
村上 龍

幻冬舎 2011-04-12
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 【本の構成】
  無趣味のすすめ
  少数派という原則
  グローバリズムは思想ではない
  「好き」という言葉の罠
  仕事と人生のパートナーシップ
  最高傑作と「作品群」
  オーラの正体
  夢と目標
  情熱という罠
  集中と緊張とリラックス
  トラブルの種類
  どんなファッションで臨むか
  もてなしと接待
  優れた道具
  ビジネスと読書
  品格と美学について
  リーダーの役割
  謝罪という行為は
  スケジュール管理
  「交渉術」という脳天気な言葉
  仕事における有用な人脈
  モチベーションと希望
  ライバルという他者
  グローバリズムと日本社会
  部下は「掌握」すべきなのか
  効率化とゆとり
  後悔のない転職
  ときに投資は希望を生むが・・・。
  労働者と消費者
  決断する力
  金融不安と大不況
  アドバイスについて
  ワークライフバランス
  ビジネスにおける文章
  語学の必要性
  企画の立て方
  失敗から得るもの
  盆栽を始めるとき
  謙虚な成功者
  会社は誰のものか
  「契約」という概念
  GM破産・欲望の縮小
  少子化という問題
  政治家の仕事
  理想的な税制
  日本の外交
  若者と欲望
  仕事と体調管理
  社会貢献と自立
  顧客満足という呪文
  教育の憂うつ
  雇用のパラドックス
  リーダーの発言
  超高齢社会を生きる
  支持政党なしの理由
  成功者に学ぶ
  伝える力
  中国とどう付き合うか
  現代の結婚
  成熟と洗練
  若きリーダーの不在
  
  あとがき

  という構成となっている。

 【キーワード】
  無趣味のすすめ とは?

 【くまの感想】
  上記に書いた表題はすべて興味深いテーマである。
  村上龍さんの視点からみたテーマ。幻冬舎の『GOETHE』
  という雑誌の連載から集めたものだ。

  普通のサラリーマンとは違った観点から見ていることもあり
  楽しく読むことができた。

  ■引用メモ■
  現在まわりに溢れている「趣味」は、必ずその人が属す
  共同体の内部にあり、洗練されていて、極めて完全なもの
  だ。考え方や生き方をリアルに考え直し、ときには変えて
  しまうというようなものではない。だから趣味の世界には、
  自分を脅かすものがない代わりに、人生を揺るがすような
  出会いも発見もない。心を震わせ、精神をエクスパンド
  するような、失望も歓喜も興奮もない。真の達成感や
  充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業
  の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。
   つまり、それらはわたしたちの「仕事」の中にしかない。
 
  ⇒ 面白い着眼点というか、考え方だ。

  ■引用メモ■
  目標は、あったほうがいいという程度のものではなく、
  本当は水や空気と同じで、それがなければ生きていけない。
  目標を持ってなければ、人は具体的にどういった努力を
  すればいいのかわからない。ものごとの優先順位もつけ
  られない。また当たり前のことだが、目標は天から降って
  くるものではないし、誰かからも与えられるものではもない。
  自ら設定できなければ何の意味もない。

  ⇒ 目標の考え方、少し驚いた。

  
  色々なテーマに関する村上龍さんの意見、読みたくなりませんか?

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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