2011年5月7日土曜日

読書(110)★★★★ もういちど読む 山川 倫理 小寺 聡編

【今日の出来事】
 みなさんこんにちは。今日は生憎の雨。ガーデニング(植え替え)をしようと
 思っていたのですが、明日にしました。

 なので

 のんびりと過ごしております。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ のんびりと家で過ごすことができて「よかった」

【本の紹介】


 (110) もういちど読む 山川 倫理 小寺 聡編 山川出版社
     
もういちど読む山川倫理もういちど読む山川倫理
小寺 聡

山川出版社 2011-04
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 【本の構成】
  ふたたび倫理を学ぶみなさんへ
  序章 現代社会と自己への道
    プロローグ 自分を探す旅
    1 自己の発見
    2 他者との出会い
    3 社会に生きる自己
    4 人生の意味を求めて
  
  第1章 思索の源流
    1 哲学と思索
    2 宗教と祈り

  第2章 西洋の近代思想
    1 人間の尊厳
    2 近代科学の考え方
    3 民主主義の考え方
    4 近代の理性的な人間像
    5 人間と働くこと
    6 幸福と創造的知性
    7 真実の自己を求めて
    8 生命の尊重とヒューマニズムの思想
    9 新しい知性と現代への批判

  第3章 日本の思想
    1 日本の風土と文化
    2 古代日本人の心
    3 日本人と仏教
    4 儒教とさまざまな思想
    5 日本の近代化と新しい思想
  
  第4章 現代の倫理的課題
    1 科学技術の発達と生命
    2 地球環境問題と私たち
    3 情報社会とその課題
    4 国際化と異文化理解
    5 世界の平和と人類の福祉 
  コラム
  
  という構成となっている。

 【キーワード】
  倫理を学ぶ

 【くまの感想】
  倫理 私はひょっとすると始めて接するのかもしれない。
  中身は断片的に登場しているものばかりであるが、
  倫理としてとらえることはなかった。

  この本は、非常に公平に書かれている。
  哲学のこと
  宗教のこと

  そして、これからの倫理の課題のこと

  これだけまとまっているとすっきりとした気持ちとなる。

  純粋に向き合えた。

  ■引用メモ■
  「人間はいかに生きるべきか」「人生はいかにあるべきか」と
  いう問いは、私達が人生で直面する様々な問題の中でも、
  一番基本にある問いといえます。

  ⇒ なるほど。そして、歴史の先輩達がその考え方の
    ヒントを与えてくれているのである。

  ■引用メモ■
   老子は「上善は水の若し、水は善く万物を利して、しかも
   争わず、衆人の悪むところにいる」と述べ、最善の生き方
   を水にたとえた。水は万物に恵みをあたえるが、形も変え
   てあらゆるものに柔軟に応じ、他人と争うことなく、目立た
   ない低いところで満足して謙虚である。(柔弱謙下)
   しかし、老子は「天下に水よりも柔弱なるものはないが、
   堅強なるものを攻めるに、これに勝るものはない」とも
   述べ、水のようにやわらかく、いざとなれば岩をも割る
   しなやかな強さを秘めた活き方を理想とした。

   ⇒ なるほど。ふむふむ。

  ■引用メモ■ 
   デカルトは、真理を発見するための四つの規則をあげて
   いる。

   ① 私がいかなる疑う余地もなく、明証的に真理と求めた
      もののみを真理として受け入れる(明晰の規則)

   ② 問題をできるだけ小さな部分にわけ(分析の規則)

   ③ それらのうちもっとも単純なものから始めて、段階的
      により複雑なものへと推理していく(総合の規則)

   ④ 最後に推理の段階に見落としがないか、一つひとつ
      数え上げて全体を見渡す(枚挙の規則)

   ⇒ 大変興味深いステップである。

   日本の哲学者、小説家、世界中の哲学者などなどが登場し
   非常に学びの多い著書であった。

   きっと、その時その時に感じる言葉や考えに出会えるのでは
   ないかと思う。

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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