2010年3月17日水曜日

読書(87) ☆☆☆☆☆ FREE クリス・アンダーソン著

【今日の出来事】
 今日は仕事で横浜出張 会社の宿泊施設に泊しております。報告会があり、今日は聞く立場
 でも最近プレゼン方法研究しているので大変参考となりました。
 
 そして昨日買ったばっかりのiPod touch 32Gを早速持って新幹線で聞きました。
 電池の持ちが多少悪いような気がします。

 本日は2冊の本のご紹介。1冊目は前から ずーーーっっと気になっていたこの著書。

【本の紹介】
 (87) FREE <無料>からお金を生み出す新戦略 クリス・アンダーソン著
      高橋則明訳 NHK出版
      


 【本の構成】
   プロローグ
   第1章   フリーの誕生
   第2章   「フリー」入門  非常に誤解されている言葉の早わかり講座
   第3章   フリーの歴史  ゼロ、ランチ、資本主義の敵
   第4章   フリーの心理学 気分はいいけど、よすぎないか?
   第5章   安すぎて気にならない  
           ウェブの教訓=毎年価格が半分になるものは、かならず無料になる。
   第6章   「情報はフリーになりたがる」 
           デジタル時代を定義づけた言葉の歴史
   第7章   フリーと競争する
           その方法を学ぶのにマイクロソフトは数十年かかったのに、ヤフーは
           数か月ですんだ
   第8章   非収益化  
           グーグルと二十一世紀型経済モデルの誕生
   第9章   新しいメディアのビジネスモデル
           無料メディア自体は新しくない。そのモデルがオンライン上のあらゆるものへと
           拡大していることが新しいのだ
   第10章  無料経済はどのくらいの規模なのか?  
           小さなものではない
   第11章  ゼロの経済学
           一世紀前に一蹴された理論がデジタル経済の法則になったわけ
   第12章  非貨幣経済
           金銭が支配しない場所では、何が支配するのか
   第13章  (ときには)ムダもいい
           潤沢さの持つ可能性をとことんまで追及するためには、コントロールしないことだ
   第14章  フリー・ワールド      
           中国とブラジルは、フリーの最先端を進んでいる。そこから何が学べるだろうか?
   第15章  潤沢さを想像する
           SFや宗教から、<ポスト希少>社会を考える
   第16章  「お金を払わなければ価値のあるものは手に入らない」
           その他、フリーに対する疑念あれこれ

   という構成でなっている。

 【キーワード】
   フリー(無料)とはどういった意味を持つのか?
   どんなモデルがそのようになっていくのか?
   実は世の中に沢山ある。

 【印象に残ったところ】
   さすがです。ほんと海外の本は、分厚くて長い。よくここまで書けるものだ。
   350ページ(巻末含む)はすごい。訳なので多少多めにはなっているだろうが・・・・・
   本の構成を見るとある程度ストーリーのイメージが湧いてくる。そして読みたくなる。

   話題に興味を持っていることもあり、疲れはしない。読み切れた。
   
   久々。
   
   うれしい感じがする。この本が語りかけてくる感じがいい。

   身の周りにある、無料の商品、情報、その裏には戦略がある。

   その戦略や、自然にそうせざるを得ない状況がよくわかってくるから不思議だ。
  
   これは決してデフレではない。むしろ流通が促進される効果もあるくらいだ。

   人間の心理っておもしろい。

   初め有料だったものが、途中で無料になると、人は怪しみ、躊躇するという。
   一方、初めから無料であるものは、その価値は起きずに自然に融合する。
   ⇒そう言われてみるとそうだ。

   少し教えてくれたこと
   「フリーと競争するには、潤沢なものを素通りしてその近くで稀少なものを見つけること」
   ⇒なるほどなるほど。

   他にもさまざまな分析がなされております。お勧めの一冊です。

 【くまのアクション】 
   自分の身の回りのフリーを探してみよう。そしてその裏にある戦略を読みとってみよう。
   

 出会えた本に感謝。

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