2010年3月6日土曜日

読書(75) ☆☆☆☆ プロジェクト摩擦 堀切川一男著

【今日の出来事】
 ここ数日多忙な日が続いています。これも、乗り越えればきっと光が見えてくることでしょう。
 合間の休日はリフレッシュ 癒されます。
 明日は、スイミング行ってきます。

 本日は2冊の本のご紹介。職場の上司からお借りした本です。意外とというと失礼ですが
 おもしろかった。ありがと!ツイてます。

【本の紹介】
 (75) プロジェクト摩擦 「米ぬか」でつくった驚異の新素材 堀切川一男著 講談社
    
      

 【本の構成】
  序章   摩擦研究者がオリンピックに挑戦!?
  第一章 ボブスレー「ナガノスペシャル」が生まれた日
  第二章 超摩擦材料”米ぬかセラミック”が世界を変える
  第三章 「常識」はしょせん他人が決めたものと知る
  第四章 新しいビジネスチャンスはトライボロジーにあり
  第五章 仲間といっしょに成功するのがジャパニーズドリームだ
  あとがき
  
  という構成でなっている。

 【印象に残ったところ】
  皆さん、トライボロジーってわかりますか? 私は大学生の頃機械工学科に所属
  していたので、実は知ってました。当時は歯車のところの磨耗の話があったと記憶
  しております。

  そのトライポロジーの権威がかたる著書。

  長野オリンピックで開発したボブスレー「ナガノスペシャル」の話。感動しました。
  オリンピックってアスリート達の極限の攻防に醍醐味があるけれど、裏方には
  技術者の汗があるのだ。

  特にオリンピックは、究極を求めるため、少しの差が大きな影響を生み出す。
  著者も参加されたプロジェクトの仮定などなど、おもしろい。

  コースに応じたランナーの刃先形状の最適化、直線コースと、カーブに関して
  その刃先の場所を使い分けることにより、効果が発揮するという。
  おもしろい。色んな現象を熟知した上での極限の戦いだ。しかも、最終的には
  人の手による研磨仕上げを行うようだ。機械ではその微妙な差は再現できないのだという。

  この他、米ぬかからセラミックの話や、夢をもつ事の重要性についてなど
  著者から伝わってくるものが多い1冊であった。

  出会えた本に感謝。

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