【今日の出来事】
本日2冊目のご紹介。エンタメ通訳のお話。
一貫性のない乱読が続きますが、本人は楽しんでます。
【本の紹介】
(51) エンタメ通訳の聞き方・話し方 (PHP新書 589) 小林 禮子著
【本の構成】
はじめに
1章 通訳はみなフリーター ~会議通訳とエンタテイメント通訳の違い~
2章 「面」で進む先に待ち受けるものは? ~ニューフロンティアへの道~
3章 エンタテイメント通訳はよく笑い、よく食べ、よく寝る
~笑いは万能薬!~
4章 個性豊かなどんぐりさんたち ~どんなに有名でも、どんぐりはどんぐり~
5章 蚊取り線香トークからの脱却 ~日本語の精神構造~
6章 すうちゃんの出汁巻き卵 ~マニュアルの是非~
7章 アートとサイエンスの関係 ~秘められた日本の底力~
最終章 ビジュアル・コミュニケーションへ ~Seeing is Believing~
という構成でなっている。
【印象に残ったところ】
エンタメ通訳の著者が大事にしているコンセプト
「線」と「面」のコンセプトの違い。会議通訳は「線の英語で聞き、線の英語で答える」
のに対し
エンタテイメント通訳は、「面で英語を聞き、面と線の英語で答える」といい、著者も
これだという。
「面」の概念って? ⇒ 「線」は細いまっすぐな管に糸を通すようなイメージに対し、
「面」は周りすべてに興味を抱き、壁に拓いた大きな穴に、手当たり次第に手に入れた
何本もの毛糸を通すようなイメージだという。
これって、なんだか楽しそう。まさにエンタメだ。
また著者が数々のスターと接していて、感じる共通点は、
・ 観察力や洞察力の鋭さ
・ 好奇心の旺盛さ
・ 頭の回転の速さ
・ ありあまるエネルギー
・ 自分が目指す方向を見定めて邁進する、決意の強さ
・ ネバーギブアップの精神: 途中で妥協せずに細かい日々の習慣を仕事のためにやりとげる
という。 確かにTVや映画ではわからないものを秘めているのだな。
それは接してみるとわかることなのだな。
印象に残った一文。
私たち大人は若者の質問に対して、彼らがビジュアル・イメージを思い描けるような
アドバイスをしてあげることができません。どうしても、自分の経験を押し付けるもの
になってしまいます。ビジュアル・イメージが思い描けるアドバイスを、大人がして
あげることが出来たならば、マニュアルだけを見て、実感の伴わないヴァーチャル
なもの作りをして、ものを作っている気になっている若者に、「もの作りの精神」
を伝えることができるのではないかと思います。
⇒ この考えは、仕事のマネージメントでも同じ。生活していく中でも同じ。
大事な考えだと思った。
これも図書館で出会った1冊! ありがと!
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2 件のコメント:
初めまして。私の本を読んでいただき、ありがとうございます。信ちゃんの会社のサイトで、私もブログを書いているので、ぜひ、お立ち寄りください。のり子。
http://www.nandnsound.co.jp/
ブログみてくださってありがとうございます。
とっても励みになります。感謝!
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