【今日の出来事】
今週は出張の連続の日々になりそうです。今日は尼崎に行ってきました。
尼崎で帰りにのみに行ってきました。店が豊富で楽しい街です。
今日は、デフレ対策を歴史から学ぶという意味で、昭和恐慌に関する本のご紹介。
【本の紹介】
(55) 昭和恐慌の研究 岩田 規久男著 東洋経済新報社
【本の構成】
はじめに
序章 金本位制移行から昭和恐慌まで:歴史的概観
第Ⅰ部 金解禁論争をめぐって
第1章 国際金本位制の足かせ
第2章 「失われた13年」の経済政策論争
第3章 金解禁をめぐる新聞メディアの論調
第4章 経済問題にかかわる雑誌ジャーナリズムの展開
第Ⅱ部 回復への途
第5章 昭和恐慌に見る政策レジームの大転換
第6章 昭和恐慌と予想インフレ率の推計
第7章 昭和恐慌期における不良債権問題と金融システムの転換
第8章 なぜデフレが終わったのか: 財政政策か、金融政策か
終章 昭和恐慌の教訓
参考文献
付録
という構成でなっている。
【印象に残ったところ】
今の長期的なデフレの解決策として、上念司さんや勝間和代さんが提唱している
デフレ回避のヒントとなる本。
昭和恐慌からの奇跡の回復の立役者となった 高橋是清さんの政策がどんなもの
だったのか?
高橋財政: ①金本位制の放棄=金輸出再禁止、②赤字国債の日銀引き受けの実施
リフレ対策(物価水準をデフレが始まる前の水準に戻す政策)
が本当に効果があったのか?という検証を行っている。とても興味深い
本である。
内容は少し難しいところが多いが、第5章と最終章は是非とも読んでおくべきところ
思う。
信じられない昭和恐慌からの回復。高橋是清さんの一貫した政策。など関心する
ところが多いが、ほんとに今も同じことをして回復できるのか?というところについては
まだまだ勉強不足である。
でもこれだけはいえる。やはりデフレ克服は必須だ。今後どういった状況になっていく
かを想定した上で、なんらかの追い風を利用しながら、インフレに持っていく方法を
取ることが重要。
それは具体的にはどんな政策なのか?
日本は一貫した政策を打って出れるのだろうか?
これも図書館で出会った1冊! ありがと! 上念司さんお勧め著書。
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