【今日の出来事】
みなさん。こんばんは。今日は、集中して仕事をするために家で実施しました。
一服ついたので、ブログ作成を楽しんでいます。
昨日の夜から 雪 が深々と降っておりました。
朝は雪景色。昼すぎると何もなかったように雪も消えてゆきました。
なんとなくさびしげな光景でした。
『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 昨日からの雪、季節感が味わえて「よかった」
【本の紹介】
(12/365) 花神(上) 司馬遼太郎著 新潮文庫
【本の構成】
浪華の塾
別の話
鋳銭司村
宇和島へ
城下
オランダ紋章
江戸鳩居堂
運命
麻布屋敷
山河
という構成となっている。
【キーワード】
大村益次郎
【くまの感想】
この本は、明治維新の時代に活躍した大村益次郎さんの話。
医者でもあり、技術者でもある、主人公の地道な活躍を知ると
うれしくなる。
いろんな有名人が登場する。
福沢諭吉
シーボルト
そして、その娘の イネ
この女性とのかかわりが前半戦の面白いところである。
■ 引用メモ ■
学問は人間のもつ精神の作業だと蔵六(大村益次郎のこと)は
思っている。数学すら、蔵六にいわせれば精神の作業であった。
しかし愛情というのは人間のもつ別な深部から出てくる。
→ この言葉はひょっとすると司馬遼太郎さんの思いもあるの
かもしれないが、印象に残った。
■ 引用メモ ■
「あたり前のところまで持ってゆくのが技術というものです」
と、いった。この言葉をくわしくいえば、技術とはある目的
を達成するための計算のことである。それを堅牢に積み
かさねてゆけば、船ならば船でこのように進む。進むという
結果におどろいてもらってはこまるのである。もし進まなければ
はじめて驚嘆すべきであろう。蔵六にいわせればそういうものが
技術であった。
→ 私も技術者の一人。この言葉はさらに印象が残った。
あたり前のところまで持ってゆくのが技術。そうなのだ。
のちに、討幕のための戦況の計算のシーンがあるが
見事な計算なのである。まさに技術者。
当時、感情によって、人が動いている中で淡々と黙々と
与えられたミッションを行っていく。そのキャラクターがたまらなく
かっこいい。
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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