2012年1月26日木曜日

読書(15/365)★★★ 買い物客はそのキーワードで手を伸ばす 学習院マネージメントスクール監修



【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、マーケティングの話。

【本の紹介】
  (15/365)  買い物客はそのキーワードで手を伸ばす 
      学習院マネージメントスクール監修 ダイヤモンド社


買い物客はそのキーワードで手を伸ばす買い物客はそのキーワードで手を伸ばす
学習院マネジメント・スクール[監修] 上田隆穂/兼子良久 星野浩美/守口剛

ダイヤモンド社  2011-11-26
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 【本の構成】
  はじめに
  第1章  価値創造型プロモーションとは何か?  
  第2章  消費者の訴求ポイントを探る
        -プレ・インタビューとデプス・インタビュー 
  第3章  仮説を検証する
        -インターネット調査を用いたモチベーション・リサーチ
  第4章  効果を測定する
        -商品エンド台を使った店舗実験
  謝辞

  という構成となっている。

 【キーワード】
  リサーチ
   

 【くまの感想】
  まさに商品企画のステップをわかりやすく書いてくれている。
  大変参考になった。


  しかし、題材が限定されているという印象を受けた。


  きっと、商品の範囲を広げた場合は、1つのテーマでは
  展開できないからであろう。


  著書は、食品 極めて限定的にシチューのルーの場合で
  展開しているところに特徴がある。


  その場合の買い物客なのである。




  ■ 引用メモ ■
   「電化製品や宝石だったら、自分が買ってもいいと思う
    値段よりはるかに安く売られていたら、『これ、本当に
    大丈夫かな?』と思いますよね。ところが、ルウシチュー
    のような日用品になると、安すぎる価格に対しても疑問
    に思わず、逆に買い占めてしまうのです。これでは
    セール価格のときのまとめ買いを促すだけで、メーカー
    にとってはもちろん、小売店にとっても得にはなりません」


   ⇒ なるほど。商品を客観的に見た場合の人の心理を考える
    ということが今更ながらに重要なのだということがわかる。


  ■ 引用メモ ■
   このような作業を繰り返して全回答に含まれている要素を
   整理していき、最終的に20前後のコードに分類していく。
  
  ⇒ これはアンケートに書いてあるキーワードを整理する方法
   が書いてある。ハウス食品の例の場合は3000もの回答を
   20前後のキーワードに分けていくという。そこからそのコード
   傾向を分類していくわけだ。この考え方は、実験計画法により
   ある現象の特徴や傾向を追い求めていく手法に似ている。
   そこがとっても興味深い点である。


  1つの商品テーマからどんなアプローチや人間の心理を
  分析していくか?


  そのプロセスがとっても参考になった本であった。   

 

 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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