2011年7月9日土曜日

読書(182)★★★★ 佐賀のがばいばあちゃん 島田洋七著

【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、昔流行した島田洋七さんの本。

【本の紹介】
  (182)  佐賀のがばいばあちゃん 島田洋七著 徳間文庫
佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)
島田 洋七

徳間書店 2004-01
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 【本の構成】
  プロローグ 
  第1章   背中を、おされて・・・ 
  第2章   貧乏から貧乏へ
  第3章   ピカピカの転入生
  第4章   由緒正しい貧乏暮らし
  第5章   一番好きで、一番嫌いだった運動会
  第6章   湯たんぽが運んできた幸せ
  第7章   金は天下の拾いもの!?
  第8章   かあちゃんと野球少年
  第9章   ばあちゃんとかあちゃん
  第10章  一万円のスパイク
  第11章  0点のテストと、満点の作文
  第12章  忘れられない先生
  第13章  佐賀の有名人
  第14章  うどんと、みかんと、初恋と
  第15章  最後の運動会
  第16章  おせっかいと優しさ
  第17章  バイバイ、佐賀
  あとがき
  文庫版あとがき

  という構成となっている。

 【キーワード】
  がばいばあちゃんとは?   

 【くまの感想】
  この本は、かなり前に流行した本である。前から気になっていて
  読みたくてしかたがなかった。

  なぜ、こんなに流行しているのだろう・・・という素朴な疑問。

  しかし、読み始めると吸い込まれていくようになる。

  本当の話なんだろうか?

  信じられないシーンがある。

  貧乏と明るく向かい合い、過ごしていく。決して不幸という発想
  が感じられないのだ。

  それが「がばいばあちゃん」

  ほんとにどこかにお目にかかれそうな感じがする。

  ■引用メモ■
   本当はお金なんかなくても、気持ち次第で明るく生きられる。
   なぜ断言できるかと言うと、俺のばあちゃんがそうゆう人だった
   からだ。俺は子供の頃、母方のばあちゃんに預けられていた。

   ⇒ そして、そのおばあちゃんが、がばいばあちゃん なのだ。

  ■引用メモ■
   何しろ、よその家では「ただいま!おやつある?」と言えば、
   まんじゅうとかせんべいが出てくるらしいが、うちでは「おやつ
   ある?」と聞けば「田中さんの柿が食べ頃だ!」と言われる
   始末である。

   ⇒ おもしろいというか、凄い。

  ■引用メモ■
   この成績を良いと思うか悪いと思うかは、見た人にもよる
   だろうが、
   「1と2ばっかりでごめんね」
   とばあちゃんに言うと、
   「大丈夫、大丈夫。足したら、5になる」
   と笑った。
   「通知表って足してもいいの?」
   と聞くと、今度は真顔で、
   「人生は総合力」
   と言い切った。
   でも、俺にはあまり意味が分からなかった。

   ⇒ なんと面白いやりとりではないか?哲学的でもある。

   この本は、売れただけのことはある。実話かどうかは
   わからないが、こんなおばあちゃんにお目にかかりたくなる。

   そして、おカネだけが幸せではないことを教えてくれる。

   まさに明るい前向きな貧乏を自信を持って生きる。


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

1 件のコメント:

みーやん さんのコメント...

足せないことを知っていて,足すんや!と励ますところは,深いですね。哲学ですね。
みーやんより