2011年7月29日金曜日

読書(197)★★★ 食の世界にいま何がおきているか 中村靖彦著

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。今日帰国しました。今週も急な出張だったので
  流石に疲れました。

『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 疲れたけれど今回の海外出張も勉強になって「よかった」

【本の紹介】
  (197)  食の世界にいま何がおきているか 中村靖彦著 岩波新書
食の世界にいま何がおきているか (岩波新書)食の世界にいま何がおきているか (岩波新書)
中村 靖彦

岩波書店 2002-12-20
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 【本の構成】
  序章  食の安全が問われた日本
  第一章 野菜の世界が変わった  
  第二章 山からヒラメがとれる  
  第三章 アメリカにおけるBSE対策  
  第四章 日本を揺さぶったBSE  
  第五章 プリオン病への挑戦  
  第六章 新段階の遺伝子組み換え食品  
  第七章 イネ・ゲノム解析競争  
  第八章 改造します、牛と豚
  第九章 サプリメント・現代の食の断面
  終章  食の世界におきていること
  あとがき
  参考文献
  
  という構成となっている。

 【キーワード】
  食の世界に起こっていること 

 【くまの感想】
  この本は2002年に書かれたものである。今原発の絡みで食の
  安全性については、色んな本が出ている。

  この当時の食のこと。をつい、知りたいと思い
  手にとってみた。

  食、一番人がお世話になっている。いや、生き物ならば
  絶対にお世話になっている。

  その食に何が起こっているのか?

  やはり気になるテーマなのである。

  ■引用メモ■
   便利な野菜が進出している割には日本人の野菜の
   消費量は減り続けている。1985年に、1人111キロ
   を食べていた野菜の消費量は、99年には102キロに
   減った。ファーストフード全盛で、野菜をそんなに多く
   食べていないように見えるアメリカは、日本より多い
   116キロを消費している。アメリカは、85年には
   96キロしか消費していなかった。ところが、その
   後消費量が増えて、95年には日本を逆転した。
 
   ⇒ その理由には、国の施策も関係しているから
      興味深い。また、日本人は生野菜を主として
      いるところに特徴がある。そんなに多く食べること
      ができないのである。

  ■引用メモ■
   「ハモンズの法則」という妙な法則がある。「すべての
   世代は、食事にかける時間をその前の世代の半分
   にしている」というもので・・・・

   ⇒ なるほど、これは面白い法則だ。そのとおりなの
      かもしれない。そのうち食事って錠剤を呑むだけ
      で終わるかもしれない。

  人間にとって大切な「食」そこには、まさしく「食文化」が
  ある、大事にしていきたい。


   
 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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