【今日の出来事】
本日2冊目。森博嗣さん、私の大好きなミステリーです。その著者の考えや哲学・思想がわかるこの一冊。
【本の紹介】
⑲ 自由をつくる 自在に生きる 森博嗣著 集英社新書
【本の構成】
まえがき
1章 人生の目的は自由の獲得である
2章 他者からの支配、社会からの支配
3章 身近に忍び寄る支配
4章 支配に対するレジスタンス
5章 やっかいなのは自分による支配
あとがき
という構成でなっている。
【印象に残ったところ】
森博嗣さんのミステリー私は大好きである。理系の知識が沢山盛り込まれて、ある種マニアックなキャラクター
設定、天才の頭の回転の速さ。人間関係などなど。現実にはありえない話だけど、吸い込まれていく。
「すべてはFになる」で登場する真賀田四季、そして続編の「四季」のめり込むように読みました。
さて、今回はその著者の考え、自由ということに対する哲学や思いが書いてある。
少しネガティブなところも感じられるが、とってもおもしろい。
P.37より抜粋
不自由は、何に支配されている結果か?
簡単にいってしまえば、原因は自分の能力不足、あるいは未熟さである。
したがって、この不自由を克服するためには、練習を積み重ねる以外にないだろう。
⇒共感する。積み重ね大事。
P.66より抜粋
自由を獲得するためには、まず何をどうすれば良いだろう?
その問いに答えるならば、それは「考えること」である。
その意図、思い込み、その原因についてしっかり考える。
P.81より抜粋
自由の価値というのは、過去の自分よりも、今の自分が、そしてさらに将来の自分が
「より自由」になっていく変化を感じることにある。常に自由に向かって進む、その姿勢
こそが、自由の本質だといっても良い。
⇒なるほど。共感の極み。
P.172より抜粋
まず、僕の経験からいえる一番基本的なことを・・・・・。自由を得るためには、毎日少しずつでも
良いから前進をする作戦が最も有効だと思う。どんな山でも、一歩一歩登っていけば、いつかは頂上に
辿り着ける。
⇒ とっても共感する。一歩一歩コツコツと私のモットーでもある。
いつもミステリー作品を通して、著者のイメージを作ってきた中で、実際の考えや思いなどが垣間見れて
とてもうれしい一冊であった。
大学の先生をしながら、作品も今も継続しておられる著者。これからの作品楽しみにしている。
↓ブログランキングに登録してみました。1クリックご協力お願いします。目指せ25位以内。
0 件のコメント:
コメントを投稿