2009年11月28日土曜日

読書(23) ☆☆☆

【今日の出来事】
 本日2冊目の本。難易度が高くほとんど理解できなかった一冊!

【本の紹介】
 (23) ブラック・スワン 下 不確実性とリスクの本質 ナシーム・ニコラス・たれ
     


 【本の構成】
   第11章 鳥のフンを探して
   第12章 夢の認識主義社会
   第13章 画家のアペレス、あるいは予測が無理ならどうする?
  第3部
   第14章 月並みの国から果ての国、また月並みの国へ
   第15章 ベル・カーブ、この壮大な知的サギ
   第16章 まぐれの美学
   第17章 ロックの狂える人、あるいはいけない所にベル型カーブ
   第18章 まやかしの不確実性
  第4部 おしまい
   第19章 半分ずつ、あるいは黒い白鳥に立ち向かうには
    エピローグ
  
   という構成でなっている。 

 【印象に残ったところ】
   この本、上もそうだったのだが、難易度大。ほとんど理解できない。専門的すぎますね。
   訳本であることもスーっと入っていかない原因なのだろうか?
   
   P.6より抜粋
    セレンディピティ: ふとした偶然のたまものでいい目に合える能力
    作家のヒュー・ウォルポールが、おとぎ話の「セレンディップの三人の王子」からとってつくった言葉だ。
    三人の王子は、「いつも偶然とか機転とかのおかげで、もともと探していたわけではないものを発見する。」

   P.26より抜粋
    1960年代のMITで、天文学者のエドワード・ローレンツがポワンカレの得た結果を自分で再発見した。
    このときも、やっぱりたまたまだった。彼は天候の動きをコンピュータでモデル化しようとしていた。
    数日先の気象を予測するべくシミュレーションを行った。後で、同じはずのパラメータをまったく同じモデルに
    入力して同じシミュレーションを繰り返してみたのだが、出た結果はまるっきり違っていた。
    ⇒この原因は、入力したパラメータの小さい桁を四捨五入したから・・・バタフライ効果として知られるようになった。

    とっても興味深い現象。

   P.217より抜粋
    あるとき、人生を大きく変えるアドバイスをもう1つもらった。第3章に出てきた友だちからのアドバイスと違って
    、今度のアドバイスは、使えて、賢くて、実証的に正しかった。パリでのクラスメートで、小説家志望のジャン=
    オリヴィエ・テデスコは、私が地下鉄に飛び乗ろうと走り出すのを止めてこう言ったのだ。「電車なんかで走るなよ」
     自分の運命なんぞ鼻で笑ってやれ。私は自分に、予定に合わせようと泡を食って走り回らないようにしろと教えて
    きた。これはとても小さいアドバイスのように思えるかもしれない。でも、しっかり心に残った。電車を捕まえようと
    走ったりするのをやめて、私は優雅で美しい所作の本当の価値を知った。自分の時間や自分の予定、そして
    自分の人生を自分で思いのままにするということだ。

    これも興味深く印象に残った一文。

    とっても難しい本でした。上・下とも・・・。


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いつも閲覧いただき、ありがとうございます。感謝!

 

1 件のコメント:

みほりん さんのコメント...

はじめまして。
ツイッターからきましたmiho09starことみほりんと言います。

確かにこの本は難しいですね。
私もすべては理解できなかったのでいつか再読したいです。

元トレーダーの方が「未来は予測できない(黒い白鳥)」と書いているのが興味深いです。

私が困難なことに出会った時に「今は黒い白鳥に出会っているんだ」と思うと・・・ちょっと気持ちが楽になります。