2010年12月12日日曜日

読書(395)★★★ 初歩の経済学 高本茂著

【今日の出来事】
 本日2冊目のご紹介は、経済学の話

【本の紹介】

 本が好き!からの献本!御礼!!

 (395) 初歩の経済学 高本茂著 幻冬舎ルネッサンス
     
初歩の経済学初歩の経済学
高本 茂

幻冬舎ルネッサンス 2007-03-23
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 【本の構成】
  第Ⅰ章 現代の経済社会の歴史的位置
  第Ⅱ章 市場機構と価格
  第Ⅲ章 現代の企業
  第Ⅳ章 国民経済と国民所得
  第Ⅴ章 財政政策とその必要性
  第Ⅵ章 貨幣と金融
  第Ⅶ章 国際経済
  第Ⅷ章 戦後日本経済の歩み
  
  という構成となっている。

 【キーワード】
  初歩の経済学

 【くまの感想】
  とっても、基本でそれがいい。大学生の教科書であるという「おび」
  にも記載されている。

  基本に戻り、経済を知る。私のような理系出身の人間には大変
  うれしい1冊である。

  そんな中に印象的な文章がいくつかありました。

  ■引用メモ■
   市場においては価格をシグナルとして需要量と供給量が調整
  されます。一人ひとりはエゴイストで自分のことしか考えないのに
  (これを経済学では合理的個人と呼びます)、社会は分裂する
  どころか調和がとれることになります。先述のアダム・スミスは
  これを「神の見えざる手による調和」と呼びました。

  ⇒ 不思議な学問なのだ。エゴイストな個人の行動が、全体を
     見ると調和がとれてくるというのだから。すごく純粋に
     不思議な現象だと感じ、経済学のムズカシさを感じた。

  ■引用メモ■
   現代の財政政策の目的は
   ① 公共目的への資源の適正な配分
   ② 分配の平等化
   ③ 経済の安定化(雇用、物価等)
   ④ 経済成長の促進
   等が挙げられます。

  ⇒ 政治カも含めわかっていることだというかもしれないが
     今1度この基本に立ち戻って見直すべきなのでは
     ないだろうか?

  これからは、色んな情報がつながりあい、日本国内だけでは
  なく、世界全体の動きがもろに経済に影響を受けてくることが
  さらに予想される。そんなときに、この基本書を読むとほっと
  するような気がするのは、私だけであろうか?

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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