2010年12月18日土曜日

読書(399)★★★ 子どもが幸せになる学校 菅 聖子著

【今日の出来事】
 本日3冊目のご紹介は、新しいタイプの高校の話。

【本の紹介】
  (399) 子どもが幸せになる学校 菅 聖子著 ウェッジ
        
子どもが幸せになる学校―横浜サイエンスフロンティア高校の挑戦子どもが幸せになる学校―横浜サイエンスフロンティア高校の挑戦
菅 聖子

ウェッジ 2010-11
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 【本の構成】
  第1章 サイエンスに特化した高校をつくろう YSFHの誕生
  第2章 サイエンスはすべての考え方の基本 YSFHの教育理念
  第3章 「なぜ?」を育むサイエンスリテラシー YSFHの授業
  第4章 社会が学校を育てる YSFHの応援団
  第5章 サイエンスを学ぶのは私たち YSFHの生徒たち
  座談会
  おわりに

  という構成となっている。

 【キーワード】
  YSFHとは?

 【くまの感想】
  へぇー。こんな考え方をして作られている高等学校があったのだ。
  驚きである。
  私も技術系の仕事をしている傍ら、日本の教育システムについては
  少しこうすればいいのにな?といった想いがあった。

  横浜市が94億円という巨額の費用を投入し、「先端科学技術の知識
  を活用して、世界で幅広く活躍する人間を育成する」
  という理念のもとに立ち上げた、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校
  そう、YSFHなのだ。

  ■引用メモ■
  「先端の技術を使い、たくさん実験のできる楽しい理数科の学校をつくろう。
  大学や民間企業の力を借りて、本物体験ができる学校。夢や感動を与える
  仕組みをつくり、生徒がそれを感じてやる気になれば、結果はついてくるはず」

  ⇒ これは興味深い。しかし、大前研一さんの著書で、すでにこのような取り組み
    は韓国でなされていることを知った。日本にしかない教育システムの構築
    重要だ。

  ■引用メモ■
  「サイエンスというのは『物の理』です。どんな問題であったとしても、結局
   突き詰めていくと『物理的な話』と『人』しか残らない。すべては、この
   ふたつに集約されます。そこには、理系も文系もなく、人の生活しか
   ありません。そこが、すごく重要なんです。だから何度も言うように
   いろいろな視点を持ってほしい。・・・・」

  ⇒ 同感だ。いい言葉。忘れかけていた。

  日本にもこんな動きがあったなんて何だか嬉しくなる1冊でした。

 出会えた本に感謝。
 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!ツイてる!

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