2012年8月12日日曜日

読書(140/365)★★★ トロッコ 芥川龍之介著

【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。長い夏休みも明日で終わり。明後日から仕事に
 励みます。今回は貴重な体験が沢山できました。

 もったいぶってはいないのですが、別途記載しておこうと思います。
 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 今年の夏休み 貴重な体験が沢山できて「よかった」


【本の紹介】
(140/365) トロッコ 芥川龍之介著

トロッコ (日本の童話名作選)
トロッコ (日本の童話名作選)芥川 龍之介 宮本 順子

偕成社  1993-03
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【くまの感想】
 臨場感あふれるわくわく感と不安。それが伝わってくるのが印象的だった。

 ■ 引用メモ ■
  良平は一瞬間呆気にとられた。もうかれこれ暗くなる事、去年の暮母と
  岩村まで来たが、今日の途(みち)はその三四倍ある事、それを今から
  たった一人、歩いて帰らなければならない事、-そう云う事が一時に
  わかったのである。

  ⇒ 急に不安に陥る。急展開となるつなぎ目の部分なのだ。その緊張感
   が伝わってくるのが面白い。

 ■ 引用メモ ■
  良平は二十六の年、妻子と一しょに東京へ出てきた。今では或雑誌社の
  二階に、校正の朱筆を握っている。が、彼はどうかすると、全然何の理由
  もないのに、その時の彼を思い出す事がある。全然何の理由もないのに?

  ⇒ 誰もが強烈にあるときふと思い出す出来事があるに違いない。私も
    いくつかシーンを思い出すことがある。そんな同感、相当な出来事で
    あることがイメージできる。

  
 小説って、作り話であるが、その状況をイメージさせてくれるうまい文章に
 出会うとのめりこんで、自分がその物語にいるような錯覚を覚える。これも
 またいいものだ。


出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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