2011年10月10日月曜日

読書(264)★★★ これから「正義」の話をしよう マイケル・サンデル著


【今日の出来事】
  みなさん。こんばんは。3連休は楽しかったですか?
 我が家は割りとのんびり&アクティブに過ごせました。

 10/8(土) 長女(小四) 塾父兄説明会
 10/9(日) アクアライン→海ほたる→東京ドイツ村@千葉 落花生つみ
 10/10(月) 親戚の赤ちゃん(2ヶ月)とご対面。

 やっぱり赤ちゃんは癒されました。かわいかったです。
 

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 3連休色々リフレッシュできて「よかった」


【本の紹介】
  (264)  これから「正義」の話をしよう マイケル・サンデル著 鬼澤忍訳
         早川書房
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル Michael J. Sandel

早川書房  2010-05-22
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 【本の構成】
  第1章  正しいことをする  
  第2章  最大幸福原理  功利主義
  第3章  私は私のものか? リバタリアニズム(自由至上主義)  
  第4章  雇われ助っ人 市場と倫理
  第5章  重要なのは動機  イマヌエル・カント
  第6章  平等をめぐる議論  ジョン・ロールズ
  第7章  アファーマティブ・アクションをめぐる論争
  第8章  誰が何に値するか? アリストテレス
  第9章  たがいに負うものは何か? 忠誠のジレンマ
  第10章 正義と共通書
  謝辞
  原注

  という構成となっている。

 【キーワード】
  正義ということ

 【くまの感想】
  私はこの本を読んで「正義」とは?正解がないということだと
  思った。皆人生を歩んでいく中で「正義」と思って実行している。
  見方見方で正義ができるからだ。

  ある人が見ると「正義」なこと。違う側面を見ると「正義ではない」
  ことがほとんどなことが多い。

  少し悩んでしまう。

  ■引用メモ■
   妊娠しているインドの代理母と、アンドリュー・カーネギーの身代わり
   として南北戦争を戦った兵士には共通点がある。彼らの置かれた
   状況の是非を考えていくと、二つの問題に向き合わざるをえなくなる。
   それは、正義をめぐって対立するさまざまな考え方の分岐点となる
   ものだ。 一つは、自由市場でわれわれが下す選択はどこまで自由
   なのかという問題。もう一つは、市場では評価されなくても、金では
   買えない美徳やより高級なものは存在するのかという問題である。
  
   → この言葉は、なんだか私にとって考えさせられるところであった。
    正義に対しての考え方の分岐点。そこには正解がないのかも
    しれない。自分はどうゆう選択をするのか?それが正義なのか?
    という問いをして、考える必要があるのである。

  ■引用メモ■
  正義に対する三つの考え方を探ってきた。第一の考え方では、
  正義は功利性や福利を最大限にすること 最大多数の最大幸福
  を意味する。第二の考え方では、正義は選択の自由の尊重を
  意味する 自由市場で人びとが行なう現実の選択(リバタリアンの見解)
  であれ、平等な原初状態において人びとが行なうはずの仮設的選択
  (リベラルな平等主義者の見解)であれ。第三の考え方では、正義には
  美徳を涵養(かんよう)することと共通善について判断することが含まれる。
  もうおわかりだと思うが、
  私が支持する見解は第三の考え方に属している。

  → これは難しい。正義の考え方の三つの分類。この意味を理解できますか?
   著者は第三の考え方を支持している。


  「正義」とは何か? 自分自身正義だと思っていても、他人から見ると
  そうでないことが多い。じゃぁ。正義とは何か? その問いを問いかけて
  くれるのがこの本なのである。
  秋にはもってこいの「テーマ」ではないだろうか?
 


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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