2011年10月7日金曜日

読書(262)★★★★ 生き残る技術 小西浩文著


【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。だいぶ、秋も深まってきましたね。朝方は
 寒く感じ、蒲団からなかなか出られなくなります。四季を味わえる
 日本は素敵だと思います。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 今週は珍しく日本での仕事ができて「よかった」

【本の紹介】
  (262)  生き残る技術 小西浩文著 講談社+α新書
生き残る技術 -無酸素登頂トップクライマーの限界を超える極意- (講談社プラスアルファ新書)生き残る技術 -無酸素登頂トップクライマーの限界を超える極意- (講談社プラスアルファ新書)
小西 浩文

講談社  2009-12-22
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 【本の構成】
  はじめに
  第一章  「やる気」をあげる技術  
  第二章  限界を超える技術  
  第三章  「危機」を乗り越える技術  
  第四章  失敗を繰り返さない技術  
  第五章  限界を超えるチーム
  第六章  限界を超えるリーダーになる  
  第七章  心に限界はない  
  第八章  「心」を鍛える方法
  おわりに  
  という構成となっている。

 【キーワード】
  生き残る技術とは?

 【くまの感想】
  登山家の著者が体験したことは非常にストイックなのだ。限界を
  こえるということ。危険を乗り越えるということ。その実体験が書いて
  あるのだ。そして「心」を鍛えることが重要で、何事にも精通すること
  だと主張している。納得。

  ■引用メモ■
   「苦しみ」しか存在しない「死の地帯」で、肉体の力には限界が
  ある。頂上が見えた途端、肉体が劇的な変化を遂げるなんて
  ことは科学的にもありえない。にもかかわらず、動かなかった
  足が動き、疲労が吹き飛ぶ。これはいったいどういうことかというと、
  「心のスイッチ」が切り替わったのだ。
   心が変われば、あなたが今見ている「世界」は一変する。限界
  を超えるために大切なのは「心」の問題なのだ。

  → この文章は核心を突いている。「心」と「体」 不思議な力が
   わき出すことがあるというのだ。人間の可能性の幅広さを
   教えてくれているのである。

  ■引用メモ■
   夕方というのは、人間が比較的素直になる時間帯なのである。
  夕方にカラスや犬が鳴くというのは、日没を前にして不安になる
  からだ。人間も動物なので、DNAの作用もあり、夕方には不安に
  なる。どこで誰かに何かを言われたら、ふだんは聞き入れられ
  なくても、不安がゆえに、よく聞くというわけだ。

  → 人間の本能。本当なのだろうか? 興味深い知見なのだ。
    人間も極限になると本能をむき出しにしてしまうのだろう。
 
  ■引用メモ■
   心を鍛えるのに近道はない。肉体を鍛えるのにトレーニング
   をしなくてはならないように、心も鍛えれば鍛えただけ強く
   なる。ただひとつ違う点は、「肉体には限界がある」ということだ。
   何千回と腕立て伏せをしても、何千キロジョギングをしても、
   筋力や体力には、人間としての限界がある。しかし、心は
   鍛えれば、際限なくどこまでも強くなるのだ。

  → 心を鍛えるということ。弱くなる人は多いけれど、これを
    取り入れるということは大切なのではないだろうか?山登り
    だけではないはず。

  著者の登山の命をかけた経験があるからこそ説得力がある。
  とっても参考となった。

 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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