2012年2月26日日曜日

読書(37/365)★★★ 「失われた十年」は乗り越えられたか 下川浩一著



【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。
 土日の休日リフレッシュできましたか?


 中にはお仕事の方もいらっしゃったのでしょうか?


 今日は割りとのんびりと過ごしました。 



 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 土日のんびり過ごすことができて「よかった」

【本の紹介】
  (37/365)  「失われた十年」は乗り越えられたか 下川浩一著 中公新書
 【本の構成】
   はじめに
   序章  「失われた十年」とは何であったか
   第一章 激変する経営環境  
   第二章 迷走した企業経営  
   第三章 「失われた十年」を乗り切った自動車産業  
   第四章 自ら不況を招いた家電・電子産業  
   第五章 大きな曲がり角に来た流通産業  
   第六章 アジア新時代に活路を求める日本企業  
   終章  「失われた十年」の教訓と日本企業の今後
   おわりに
   参考文献

  という構成となっている。

 【キーワード】
   「失われた十年」
   
 【くまの感想】
   失われた十年 この言葉は有名だ。今後この期間のことを
   どう受けとめて日本は成長していくのだろうか?共に歩んでいきたい。

  ■引用メモ■
   「失われた十年」なる用語は、元来、Lost Decade と称された、
   ブラジルやアルゼンチンなどで発生した金融危機を引き金とする
   長期不況を指していた。

   ⇒ 割と意外。

  ■引用メモ■
   「失われた十年」は、急激に進んだグローバル時代の大きな
   情況変化の下での、なされるべき改革の先送りよる政策不況
   である、というのが本書の立場である。

   ⇒ 今もグローバル時代の真っ只中、改革の先送り、変わって
    いないのではないだろうか?

  ■引用メモ■
   日産の復活は、ある意味では、「失われた十年」で迷走した
   日本企業にも、しっかりした戦略構築能力とそれを基軸に
   した企業内の結束がありさえすれば、すぐれた技術力や
   工場生産技術は見違えるように活かされることを内外に示す
   好例となった。

   ⇒ カルロス・ゴーンさんの存在はとっても大きいのだと思う。
    ヴィジョンとその実行があるからこそなせた技なのだ。
    少しうれしいコメントである。

  ■引用メモ■
   このような新しい次元の方向性をもつ日本の製造業の強み
   は、ひとりアセンブラーといわれる最終製品メーカーだけの
   力量のみで可能になったわけではない。何よりも日本の
   製造業の強みを大きく支えているのは、「失われた十年」
   の間にも競争力を何とか持ちこたえた素材産業と部品産業
   の存在を絶対に忘れてはならない。

   ⇒ 今もそうなのではないだろうか? スマートフォンの中味は
    日本の技術も大半は存在価値を示しているようだ。
    うれしい話なのだ。

  さて、既に、日本の方向性は決まっているのかもしれない。
  
  どう歩み、どう存在価値を示していくべきなのか?

  流されるままではきっとよくない。とっても参考となる本であった。  
   
 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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