2012年2月28日火曜日

読書(38/365)★★★★ ただ一人の個性を創るために 曽野綾子著



【今日の出来事】
 みなさん。こんばんは。今夜 夜移動で今週も韓国ソウルに入りました。
 かなり慣れてきました。

 またこちら韓国も徐々に暖かくなってきているのを感じます。

 
 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 韓国での仕事も徐々に慣れてきて「よかった」 

【本の紹介】
  (38/365) ただ一人の個性を創るために 曽野綾子著 PHP
 
ただ一人の個性を創るためにただ一人の個性を創るために
曽野 綾子

PHP研究所  2004-02
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 【本の構成】
  まえがき
  第一話  奴隷として生まれた自由人
  第二話  懐の中の星
  第三話  ガンジスを眺める人たち
  第四話  「うちはうちだ!」
  第五話  両面教育
  第六話  「八人の部屋」
  第七話  第三の悪
  第八話  タリバンの生活
  第九話  人間か猿か
  第十話  今日は夫の結婚式
  第十一話 マスコミ教育省
  第十二話 皆いい子のなれの果て
  第十三話 出自を受け入れる勇気
  第十四話 最高の料理人
  第十五話 裏表はほんの入口
  第十六話 デモに不参加の理由
  第十七話 泥棒の村
  第十八話 眠り姫・親指姫・お化け姫
  最終話  人生賛歌  
    
  という構成となっている。

 【キーワード】
  ただ一人の個性を創るとは? 

 【くまの感想】
  とっても上手な文章についついひかれてしまうのです。
  そして、著者は読書をすることの重要性を説いている。
  大賛成なのだ。

  世代が全く異なるのだけれど、本質が重要であれば
  ゆらぐことがない。

  ただ一人の個性を創るために

  すべきこと。

  とっても流れるような文章でその観点を教えてくれる著者。

  ■ 引用メモ ■
   今の親たちは、子供の生存ということに関してはほとんど
   考えない。勉強ができるできない、いい高校に入る入らない
   の問題以前に大切なのは、その子が生存の能力を持っている
   かどうかということである。動物は律儀にその過程を教える。
   まず立ち上がること。それから歩いたり、駈けたり、飛んだり、
   跳んだり、泳いだり、潜ったりすることを教える。次にそれらの
   運動能力を利用して、餌を取ることを教える。動物として生きる
   には、この程度の能力が、非常に大切なことなのである。

   ⇒ 私は、今年、小5、小2となる女の子の親である。当事者として
    この言葉を受け止める。生きることの大切さ。そんなことを
    教えることができるといいな。

  ■ 引用メモ ■
   だから私たちは本を読まなければならない。テレビだけでは
   ダメなのだぞ、テレビとコンピュータだけで生きていたら、その
   人は決して指導者にも専門家にもなれないのだぞ、と親も教師も
   言わなかった責任は大きい。

   ⇒ 本を読むことの大切さ。それだけは伝えたいと思う。著者の
    意見に大賛成なのだ。

  ■ 引用メモ ■
   その点、科学も、哲学も、文学も、間違いない。どんな本を
   読んだらいいのでしょう、と聞く人がいるが、本屋でページを
   捲ってみて「おや」とか「ふうん」と思う本だったら買えばいい
   のである。こうゆう小さな感動を覚えるkとを「(心の)琴線
   (きんせん)に触れる」と言い、間違いないく人間の心の所業
   である。

   → この言葉に感動し、私もそのとおりだと思う。

  ■ 引用メモ ■
   ケータイは通信手段としては画期的なものだが、使い方を
   誤ると亡国的な結果を生むだろう。そもそも若い時には、
   もっともっと時間を惜しまなければならないのである。もちろん
   ぼんやりと心を休ませる時間も大切だ。しかし貴重な青春も
   長くはなく、人の生涯の有効に使える持ち時間も雑事に追われて
   長くはない。若い時には、まず寸暇を惜しんで、自分を複雑な
   人間に教育する必要があるだろう。充分に読書をして専門的な
   知識を身につけ、できるだけ多くの人に出会って、現世には
   どれだけ変わったものの見方があるかを体験しなければならない。

   → とっても文章が綺麗であったので写経をするかのように
    メモった。これは自分があとで読み返すためだ。その
    とおりだと思うのである。

  私にできること、子供たちに本の読むことの大切さを教えて
  寸暇を惜しんで自分を切磋琢磨してもらいたいものである。


 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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