【今日の出来事】
本日2冊目のご紹介は、消費者のこころを学ぶ 本。
【本の紹介】
(24/365) ビジネスで一番、大切なこと ヤンミ・ムン著 北川知子訳
ダイヤモンド社
ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業 ヤンミ・ムン 北川 知子 ダイヤモンド社 2010-08-27 売り上げランキング : 2141 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
はじめに
序 棚に並ぶシリアルは、どれも同じに見える
Part 1 第一部
私たちが陥っている「競争」の正体
Part 2 第二部
私たちの目を奪うアイデア・ブランド
Part 3 第三部
私たちは、人間らしさに立ち返る
ブランド図鑑
感謝を込めて
という構成となっている。
【キーワード】
競争の正体⇒ブランドについて⇒人間らしさ?
【くまの感想】
とっても興味深い本である。商品を見たときにそれが
注目されるためには、どうしたらいいのか? 逆に
みていくと あー そうだったのか? と思える謎がわかる。
そして、いろんなアイディアブランドについての分析
は興味深い。
しかし、正解がこれだ。という問題ではないテーマばかり
なのでこの話は、1つの・・・・いくつかの 例でしかない。
だからさらに面白いのではないかと思う。
■引用メモ■
真の差別化は、均整の取れた状態から生じるものではない。
むしろ、偏りから生まれる。卓越性についても同じことが言える。
⇒ この言葉は印象的である。
■引用メモ■
面白いのは、群れに参加する者には、たった二つの用件しか
求められない点である。
第一は感知機能。周囲の参加者が何をしているのかを察知する。
ビジネスでは、ポジショニングマップがこれに当たる。自社の
相対的な位置づけが明確になると、近くの競合に対して過剰な
ほど敏感になる。
第二は反応性。周囲が方向転換したら、それに合わせて調整する
群れ行動に関して言えば、基本的な行動ルールは反応性となる。
つまり、近くの鳥たちが左に向かい始めれば左へ、右へとスピード
を上げてれば必ずそれに倣う。
⇒ 興味深い。こういう考え方をするのは割と私にとっては斬新なのだ。
聞いてみるとそうだ。と思うからだ。
■引用メモ■
ビジネスにおいては、差別化はコモディティ化に抗う術だと考え
られている。理論的には、競争が激しくなればなるほど、差別化
への取り組みが強化されるはずだ。だが、現実にはその逆で、
企業が熱心に競い合うほど、その違いは消費者の目から見て
小さくなっている。
⇒ これは確かにそうかもしれない。スーパーの商品を見たときに
その熾烈な差別性を見出せる消費者は少ないことだろう。容易に
想像がつく。
■引用メモ■
マーケターの役割は三つ。第一は製品に関して。製品を理想的な
角度から示し、ぜひとも買いたいと思わせるのが腕の見せどころだ。
第二はアクセス。人々が無理なく入手できると感じられるよう、その
製品を流通させ、適切な価格をつけなくてはならない。第三はブランド
コミュニケーション。ブランドの価値を消費者に伝える。
⇒ 肝に銘じる。
さて、考えてみることにする。
「差別化とはなんぞや」
これには、きっと答えがないのかもしれない。
見る人によって、それは変わるし、
世の中の状況によってもそれは大きく変貌し、進化することも
そして、消滅することもあるからだ・・・
でも考え続けていくことが大切なのだろうと思う。
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出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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