【本の紹介】
レイヤー化する世界[Kindle版] 佐々木 俊尚 佐々木俊尚 2013-06-26 売り上げランキング : 100
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【本の構成】
はじめに
プロローグ 現代 第三の産業革命が起きている
第1部 中世 多くの民族がともに栄えた帝国の時代
第1章 かつてヨーロッパは辺境の地だった
第2章 なぜ中世の帝国は滅んだのか
第2部 近代 私たちが「国民」になった時代
第3章 「国民」は幻想からやってきた
第4章 「民主主義」という栄光
第5章 崩壊していく民主主義と国民国家
第3部 未来 <場>の上でレイヤー化していく世界
第6章 すべては<場>に呑み込まれる
第7章 レイヤー化する世界
第8章 「超国籍企業」が国民国家を終わらせる
第9章 新しい世界システムと私たち
あとがきに代えて参考文献を
という構成となっている。
【キーワード】
場システム
レイヤー化
【くまの感想】
レイヤー化する世界というのはどういうものなのか?普段我々は既にレイヤー化されているという見方ができる。
◆メモ◆
この本は、いま新しい世界の構造がつくられようとしている、
ということを解説した本です。
この地球上の世界には、その時どきに合ったシステムが
あります。それを「世界システム」と呼びましょう。
⇒ 世界システムとはなんだろうか? 以降詳細に教えてくれる。
◆メモ◆
スマホやパソコンをみんながたくさん買えば、GDPは増えます。
しかしスマホやパソコンは前ほどひんぱんに買い替える機械
じゃなくなってきました。値段も安くなっています。いったん買われた
スマホやパソコンを使って皆がどれだけインターネットを使い
まくって時間を消費しても、GDPは増えません。つまり経済は
成長しないということになるのです。
⇒なるほどのご指摘なのだ。GDPがふさわしい指標なのか?という
疑問もわいてくるのだ。
◆メモ◆
未来の可能性を解き明かすためには、まず今の世界のシステム
がどのようにして形成されたのかを、いったん新鮮な目で見つめ
なおさなければなりません。
⇒ 以降、世界のシステムの紹介が始まる。沢山の著書を読んで
おられ調べつくされている。非常に労力がかかったと思われる。
最後に記載されているが、200冊以上の本を手に取られたそうだ。
◆メモ◆
そのような<場>はまだ発展途上ですが、いずれアップルや
グーグルと同じように世界中をつなうものづくりの<場>が
できあがっていくのは間違いありません。
⇒ まさに日本はこの<場>作りに追いつくことができるだろうか?
おそらく場所や地の利などの影響はなくなるというものの、
システムへの考え方が追随しない限り難しいと思われる。
この観点は、非常に面白い。レイヤー化された人類がどのように
つながり、生きがいを生み出していくのか? もう世界の壁はなく
レイヤーでつながり、人や集団や組織が評価されていくのである。
集団や組織という考え方もなくなるのかもしれない。
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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