2011年12月10日土曜日

読書(301)★★★ 吉本興業の研究 堀江誠二著



【今日の出来事】
 みなさん。こんにちは。昨日中国の出張から帰ってきて、のんびりモード
 の くま です。
 こちら日本は寒さ厳しいですね。

 縮みそうです。笑。
 

 『今日の(よかった)from 陽転思考』
  ■ 今年もドタバタしたけれど、順調にいきそうで「よかった」

【本の紹介】
  (301) 吉本興業の研究 堀江誠二著 朝日新聞社
 
吉本興業の研究 (朝日文庫)吉本興業の研究 (朝日文庫)
堀江 誠二

朝日新聞社  1994-12
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 【本の構成】
  プロローグ ヨシモトが走る!
  第一章  演芸王国の誕生  
  第二章  夢は花月の檜舞台  
  第三章  寄席経営の不況対策  
  第四章  エンタツ・アチャコの万歳革命  
  第五章  寄席から映画・劇場へ  
  第六章  業界戦争と太平洋戦争  
  第七章  花のれんが甦った  
  第八章  第二の誕生
  エピローグ ヨシモトから明日が見える?
  
  参考文献 巻末

  という構成となっている。

 【キーワード】
  吉本興業
  吉本興業の歴史
   

 【くまの感想】
  驚いた。吉本興業ってかなり歴史が深いのである。
  吉本新喜劇をみてた頃を思い出すが、もっともっと昔から
  存在しているのである。

  ■引用メモ■
   人気タレントという、いわば時代の最先端をゆく「商品」
   を売り、新しい事業活動を幅広く展開する吉本は、
   いかにも若々しい企業に見える。しかし、その歴史は
   古く、創業は明治四十五(1912)年にさかのぼる。以後、
   大正時代から昭和を経て平成の今日に至るまでの
   八十年あまり、大阪の演芸界はほとんどの場合、吉本
   を中心にさまざまな変転を遂げてきた。

   ⇒ この事実に驚いた。

  ■引用メモ■
   昔から、どの道にかけても、その道の達人は、必ずその
   時代における新人であったに違いないと、私は思っている。

   ⇒ 渡辺均さんという人の言葉である。なるほどうまく言った
      ものである。

  ■引用メモ■
   一、みえ・見てくれがよくなければならない。
   二、おとこ・男っぷり、あるいは女ぶりがよくなければならない。
   三、かね・金をかけなければならない。
   四、芸・芸は努力だけでなく、天性の部分を持っていなければ
      ならない。
   五、精・精力的でなければならない。
   六、おぼこ・幼く、かわいらしく、愛くるしく、母性本能をくすぐる
      魅力がなければならない。
   七、せりふ・語りが上手でなければならない。性格がよくても話
      が下手では駄目。
   八、ちから・健康でなければならない。夜昼なく働く体力が必要。
   九、肝・肝っ玉が太くなければならない。
   十、評判・人気がなければならない。人に嫌われるようでは駄目。

   ⇒ 吉本の中邨さんという人がスターをつくる十の条件として
     名言している。

   やすし・きよし、桂三枝、明石家さんま、ダウンタウン 人気スターを
   輩出する裏には色んな作戦があったのだ。当然といえば当然では
   あるが、こうみるとなるほどと思ってしまう。

   
 出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

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