2009年8月18日火曜日

読書⑦ ☆☆☆☆

【今日の出来事】
 今日は長ーい夏休み明けの初日でした。ところが初日なのに夕方東京方面移動。とほほ。後半戦も出張が多いです。
 関西と比べ、東京の涼しいこと。うれしくなりますね。

【本の紹介】
 ⑦ しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール 香山リカ著 幻冬舎新書
    
 

 【読んで印象に残ったところ】
  この本何といっても、オビ
  <勝間和代>を目指さない

  というところが気になって気になって、つい買ってしまいました。そして姫路⇒品川間で読んでしまいました。

  第10章に書かれており、大変興味深く
  読むことができました。
  確かに著者曰く、勝間和代さんのようなスーパーウーマンの真似ができる人が何人いるのだろうか?
  それぞれの人生、それなりに生きればいいのではないか?ということうなづける。

  カツマーと言われる(私もかなり影響を受けているが・・・)人たちは、勝間本を読むことにより、なんとなく
  勇気をもらい、「よしやってやるぞ」という気持ちにさせられる。そして、飽きかけてきた頃にさらに次の本が
  でるので、次はなんだろう?とついつい買い続けてしまう。

  決して詐欺ではなく、真実のことが書かれているので、向上心のある、そして好奇心のある人は大抵
  はまっていくことになる。

  そんな社会現象を、ずばっと、香山さん切り刻んでくれる。

  一見ネガティブな、文章の連続に感じるが、確かに、人それぞれ、無理なく、充実した人生を送っていくのも
  いいものだと思わせる。
 
  序章 ほしいのは「ふつうの幸せ」
  第1章 恋愛にすでてを捧げない
  第2章 自慢・自己PRをしない
  第3章 すぐに白黒つけない
  第4章 老・病・死で落ち込まない
  第5章 すぐに水に流さない
  第6章 仕事に夢を求めない
  第7章 子供にしがみつかない
  第8章 お金にしがみつかない
  第9章 生まれた意味を問わない
  第10章 <勝間和代>を目指さない

  で構成され、飯島愛さん・雅子様・そして勝間和代さんと色々な登場人物に対するコメントが記載されている。
  
 
 【印象に残ったキーワード・視点】

 P.179より抜粋 第9章 生まれた意味を問わない より
 とはいえ、この先も人間が「私は何のために生まれたのか」という問いから完全に解放されることはなく、私たちは
 人生の中で何回も何十回も何百回も、この問いに直面せざるをえないだろう。そこで無理に、「いやいや考えまい」
 と考えを追い払う必要もない。そのときは、真剣にこの問いと向かいあい、ああでもない、こうでもない、と悩めば
 よいのだ。ただ、「本当に答えが出ることはない。逆に、これだ、という答えが出たときは危険なのだ」ということは、
 頭の片隅にとどめながら悩むべきだ、ということはつけ加えておきたい。

 P.201より抜粋 第10章<勝間和代>を目指さない より
 それにそもそも、本当にマスコミに登場している成功者のような人生を、すべての人が歩む必要があるのだろうか。
 さらには、成功者たちは、本当に雑誌やテレビが報じているようなすばらしい人生、悩みなき生活を送っているのだろうか。
 そのあたりも考えてみる必要があるだろう。
  人生には最高もなければ、どうしようもない最悪もなく、ただ、”そこそこで、いろいろな人生”があるだけなのではないか。
 だとしたら、目指すモデルや生き方がどれくらい多様か、というのが、その社会が生きやすいかどうか、健全であるか
 どうかの目安になると言えるはずである。

 いずれも一見ネガティブな文面だと思わせるが、ふと考え直したいものである。


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