2009年9月28日月曜日

読書⑰ ☆☆☆☆

【今日の出来事】
 今日は週初めの出張でした。横浜までの日帰りの出張でした。最近、新幹線は「飽きる」を超えて「慣れて」
 きました。時間は得られるので有効に過ごしたいものですね。今日の一冊は新幹線で読み終えました。

【本の紹介】
 ⑰ 子どもの貧困 日本の不公平を考える  阿部 彩著 岩波新書
    


 【本の構成、読んで印象に残ったところ】
  BOOKLOVERSで小飼弾さんがお勧めしておられた一冊。読みたいと思っててようやく読むことができました。
  我々の宝である子供達、それぞれの素質をできるだけ伸ばせるような社会になって欲しいものです。
  国際的な観点から見ると日本は遅れ気味。フィンランドの学力の特徴としては、度数分布の底辺に位置する
  集団の成績がそんなに悪くない=ばらつきが少ないということにある。日本も見習いたい。また親の年収や
  それぞれの子供達の家庭環境が、子どもの成績=子どもの貧困にかなり影響されていることが統計的に
  よくわかりました。

  はじめに
  第1章 貧困世帯に育つということ
  第2章 子どもの貧困を測る
  第3章 だれのための政策かー 政府の対策を検証する
  第4章 追い詰められる母子世帯の子ども
  第5章 学歴社会と子どもの貧困
  第6章 子どもにとっての「必需品」を考える
  第7章 「子ども対策」に向けて
  あとがき

  という構成でなりたっており、一貫して統計データが駆使されていてとてもわかりやすかったです。
  また国際的にみたときの日本のレベルが悪いことにショックを受けました。

  政府任せてはなく、私達一人一人が子供達に何をしてあげられるだろうと考えることもあるのでは
  ないだろうか?と思わせる一冊でした。


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