2014年6月28日土曜日

読書(183/365)★★★ 成人病の真実 近藤 誠

【今日の出来事】
 みなさん。おはようございます。
 昨日中国から無事帰国してます。
 
 土日は日本でリフレッシュ。
 そして、月曜日から再び中国へ

 こんな生活に慣れてきました。


 『今日の(よかった)from 陽転思考』
■ 体調は万全、しかし、日本でゆっくり休めそうなので「よかった」


【本の紹介】


【本の構成】

  まえがき

  第Ⅰ部
   第1章  高血圧症「3700万人」のからくり
   第2章  コレステロール値は高くていい
   第3章  糖尿病のレッテルを貼られた人へ
   第4章  脳卒中予防に脳ドック?

  第Ⅱ部
   第5章  「医療ミス」医師につける薬はない
   第6章  インフルエンザ脳症は薬害だった
   第7章  インフルエンザワクチンを疑え
   第8章  夢の「がん新薬」を採点する

  第Ⅲ部
   第9章  ポリープはがんにならない
   第10章 がんを放置したらどうなる
   第11章 腫癌マーカーに怯えるな
   第12章 定期検診は人を不幸にする

   という構成となっている。

【キーワード】
   成人病の真実


【くまの感想】
ある意味 この本を読むと恐ろしくなる。

   「そうだったのか?」

   と

   私を含め40代の人たちは何らかの成人病の指摘を
   受けている。

   それが過剰な診断判定だったとしたら・・・

   知らなかった方がいいのかもしれない。


   後半のⅡ部、Ⅲ部は少し重い話。医療の実情を
   著者は赤裸々に語ってくれているのだ。

   ボリューム大。

   興味のあるところを拾い読みするのがいいのかもしれない。


   ◆印象に残ったセンテンス◆

   ・ まず血圧は、人体を形成する不可欠な要素ですから、低すぎては
     よくない。それゆえ薬で降圧すると、意欲が低下する、ふらふらする、
     脳の血管がつまって脳卒中になる、などの弊害が生じることがあります。

   ・ 大事なことなので繰り返しますが、これら2つのガイドラインは心血管病
     が多く、平均余命が日本より短い国々における研究を下敷きにしています。
     それゆえ、それを日本人に適用するのは論理の飛躍です。

   ・ 本能性高血圧というのは、年齢、性、身長、体重、塩分、タバコ、アルコール
     などの量に応じて、銘々の身体が自然調和した結果ですから、その方の
     身体がその血圧レベルを要求しているとみることもできます。

   ・ この論文の著者は、血圧が下がるということは明らかに、死に先立つ
     「老人性の活力喪失」の1つの兆候であると述べています。逆にいえば、
     血圧が高いのは元気な証拠、ということです。(あまり高いのは別かも
     しれません)

   ・ 要するに少なくとも80歳以上では、①血圧が高いほうが長生きし、
     ②血圧を下げると早死にするようです。

   ・ 換言すれば日本には、本当は高血圧でないのに薬を飲んでいる方が
     多々いるのです。

   ・ これからはセカンドオピニオン、サードオピニオンを得ることを是非
     習慣としてください。そして蛇足かもしれませんが、「医療なければ
     被害なし」という言葉も日々反芻されるとよいでしょう。

   ・ 1997年にある胃がん学者が「早期胃がんが6~7年も変化しない
     ことは専門家の常識」と述べている

   衝撃なコメントばかりなのだ。素人は医者を信じる。やらなくともいい
   投薬、手術。

   そんなものから開放されたくなるのだ。

   


出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!

2 件のコメント:

みーやん さんのコメント...

お医者さんにみてもらっても、いつも思うのは、自分の体は自分が一番よく知っているということです。
酷使しても着いてきてくれる体に感謝ですね。^^

読書のすばらしさを伝えたい。 さんのコメント...

みーやんさん

 そうですね。

 自分のカラダは自分でですね。