(関東は降っているようですね)
⑦ ネクスト・ソサイエティ 歴史が見たことのない未来が始まる P・F・ドラッガー著 上田惇生訳
ダイヤモンド社
あのユニクロの柳井さんも大好きだというP・F・ドラッガー。経営理論の神様といわれるだけ
あって、訳本にしては読みやすいと思いました。
古い作品にもかかわらず、今も読めるところがやはりすごい。
特に印象に残ったコメントは、
今までは経済が主流だったのが、これから社会が主流となってくる。様々な人間がおりなす
関係などなど、その大きな要素としてeコマースのビジネスを取り上げている。アマゾンに
代表されるビジネスモデルがまさに今、流行していますね。
また日本のことが結構書かれているのには驚いた。相当足を運んで研究されつくしている。
ドラッガー博士は、日本は、ヨーロッパのようになっている。また官僚制度が生み出す悪は
日本をダメにするといった記載があった。
P216引用
「・・・今日の日本は、本質的にヨーロッパの国である。もっと悪いことには、19世紀の
ヨーロッパの国である。だからいま、麻痺状態にある。・・・・・中略・・・・・
基本的に日本という国は官僚によって運営されている。政治家は大きな存在ではなく、
しかも疑惑の目で見られがちである。無能であったり腐敗していたとしても、それほど
驚かれる存在ではない。しかし、官僚が無能であったり腐敗していることが明らかに
なればショックである。日本はいまそのショック状態にある。」
まさに今の日本の状況とも思わせられる文章だ。これからの未来で大事なのは社会だ。
うーん。まさにその通りだと痛感した。
1 件のコメント:
勝間和代にミーハーになってついて言ってる人たちが、どうも最近痛いなと感じてしょうがない。特にカツマーと称される直参のような方々。ボクたちワタシたち成功へ向けてまっしぐらですみたいな、目に星が二つ三つきらきら輝いてそう。著者の励行するようなことはすべて実践しておられるようです。なんか疲れませんかね、自分の周りにいないタイプの人たちのなので新鮮ですが。そういう人の生態を垣間見たい場合は勝間さんの本はいいかもしれません。
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