【今日の出来事】
本日2冊目のご紹介は、世界最強サムスンに関する本。
【本の紹介】
(270) サムスンの最強マネジメント 申 元東著 岩本永三郎訳 前坂俊之監修
ソニー、パナソニックが束になってもかなわない サムスンの最強マネジメント 申元東 前坂俊之 徳間書店 2010-08-27 売り上げランキング : 92446 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【本の構成】
プロローグ 何がサムソンを最高にしたか
第1章 サムスンの人材経営戦略
-サムスンは人材をつくり人材はサムスンを成長させる
第2章 サムスンの成功戦略
-サムスンで昇進し成功した人たち
第3章 サムスンの採用戦略
-サムスンは超一流の人材を求める
第4章 サムスンは取り残された人もマネジメントする
エピローグ
解説
訳者あとがき
【キーワード】
サムソンとは?
【くまの感想】
サムソンの凄さは、モチベーション、危機感、そして人を大事に
する精神、そしてなんといっても一体感をもって進んでいくスピードに
あるのではなかろうか?
徹底的な感じがする。
日本という国を相手に闘い、あっという間に追い越していった韓国勢
これからはグローバルでもっともっと主導権を握っていく姿を
感じる。
日本はどうしたのだろうか? 世界に出ている。しかし、何か危機感
が足りない気がするのは私だけだろうか?
本書では人を大切にするシステムを協調してサムソンの良さを
主張している。日本もやっている。しかし、何か違うのである。
■引用メモ■
サムソンのミステリーは単純なものではない。これはサムソンマン
がもっている、見えない独特で地道なパワーだ。サムスンを今日の
サムスンたらしめているのは、サムスンマンの特別な底力であり、
彼らだけのパワーなのだ。
→ ミステリーに喩えているところが面白い。そうなのだ。ミステリー
があるのだ。それは魅力的な商品を生み出す原動力になっている
のだろうか?
■引用メモ■
経理・財務通が出世する理由は、会社を全体として見ることが
できる能力、つまり木ではなく森を見ることができる目をもっている
からだ。サムスンは生産の現場で製品の正確な原価分析を
するなど、現場と密着した経営手法をとる。つまり「過程重視」の
企業風土であり、これがグループの伝統の「管理のサムソン」を
つくる基盤となった。
→ これを読んでいて、おおーすごいとは全く思わない。日本の
企業も全く劣らない。進んでいる。ここに差があるわけでは
ないのではないか?私見ではあるが、そう感じる。
■引用メモ■
サムスンは成果(パフォーマンス)を「業績」と「力量」に分けて
いる。結果(アウトプット)として何を達成したのかというのが「業績」
であり、その過程(インプット、スループット)でどのように達成したのか
というのが「力量」である。
→ 全く新しさを感じない。しかし、あたりまえのことを組織一体となって
着実にスピードをもって進めていくこと。それが力なのではないだろうか?
今そこに差が出始めているのかもしれない。
日本以上に少子化が進んでいる韓国は、海外への輸出に頼らざる
を得ない。そこで国も一体となってあらゆる国策を講じている。
今、日本はどう戦っていくべきか? サムソン、いや、韓国勢を認め、
日本らしさで勝負すべきなのでは、ないだろうか?
そんなことを考えさせてくれる本であった。
出会えた本に感謝。 いつも閲覧いただき、ありがと!感謝!
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